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今年の市場相場を読む

秋から冬に向かう重量野菜の動向 ハクサイ/ダイコン/ニンジン/キャベツ


【今後の対応】
これから冬に向け主産地は千葉であるが、生育期に雨量不足で肥大が遅れて相場高を招いた。10月には降雨に加えて温度も高く生育環境も緩和。雪が遅れている青森からの出荷も続くことから、今後さらに需要期になっていくが出回りは潤沢だろう。ニンジンの消費拡大については、夏場にも需要が高い、沖縄の郷土料理ともいえる「ニンジンしゅりしゅり」(ニンジン千切りとツナを炒めて卵でとじる)の普及が、ニガウリの2匹目のドジョウだ。

キャベツ 冬は関東産地主体で安定。入荷量は10年で15%増

【概況】
東京市場のキャベツの動向は、南関東の日照不足で6月下旬に主産地千葉が大幅減、それを群馬産の前倒しや長野産の緊急入荷でカバー。7月の主産地群馬は平年並みながら補完産地であるはずの東北産が遅れて単価は7割も高騰した。8月に入ると徐々に増え始めて9月、10月は100円を割った。では11月以降はどうか。茨城産が若干遅れており千葉産がその分を補って増入荷だが、冬は関東産に限定され不安要因はない。
【背景】
いまや野菜類は年間を通じてタイミングよく産地リレーされているが、キャベツの場合は前述のように、主産地の増減を補完産地がすかさず対応している。それだけ中心的で重要な食材であることを意味するが、近年、とくにそんな産地調整が頻繁に起きているのは天候異変が異常に増えているからだ。8月にも推移をみたが、その際も季節のレタスや果菜類が入荷減・単価高でも、使い勝手のいいキャベツには、やや高でも需要が強かった。
【今後の対応】
まさか今年、とくに嬬恋キャベツのラジオ宣伝が多かったことと関係はなさそうだが、キャベツへの支持が高くなっていることは確かだ。東京市場の入荷量は10年前から15%前後増えているし、単価(17年98円)も強含みで推移している。万能食材として家庭需要が強いために小売店がカット販売で対応していることや、需要が加速度的に増えている加工業者の当用買いが増えたという要素もありそう。市場入荷量断然第1位という不動の地位ゆえか。

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