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人生・農業リセット再出発

虚をつく発想の成功術

虚をつく。常識の裏をつくとどうなるか? コペルニクスやコロンブスも常識の破壊から始まった。
東京青山一丁目のビル屋上にプールがあるレストラン、その初代支配人は若き川野秀樹さんだった。広島大学工学部と経済学部を卒業して履歴書一枚持参で上京し、オフィスコーヒーやリゾート開発のユニマットに入社。彼は私の「自分磨き全国塾」に足繁く参加していた。深酒して深夜に帰宅したら腕組みした奥さんにナジられたが、持ち帰った月刊誌の表紙を見て「この雑誌なんなの?」と聞かれ、その写真の人が主宰している勉強会で今まで一緒にいたんだと答えると、奥さんは驚いた。彼女は以前に化粧品会社の地方支店に勤務していたが、地区大会の講師としてやって来た黒木安馬なる人物に支店長と接待担当をして著書にサインして貰って以来の大ファンだとか! 講師依頼した支店長はノエビア本社社長になっているとかで、一瞬にして夫婦は和解した!
川野さんは、しばらく会に顔を出さないうちにペッパーフードサービスに転職。先日、テレビで彼がニューヨークから出演していて驚いた。肩書に「IKINARI STEAK USA PRESIDENT」とある! いきなりステーキどころか、いきなり米国法人の社長だと! ペッパーフードサービスの一瀬邦夫社長は静岡で少年の頃に母親に手料理を褒められてコックを目指し、山王ホテルなどで腕を磨いてステーキ専門店経営へ。低価格で安い牛肉を出したが不評でつまずき、本物で勝負して2013年に銀座一号店をオープン、レストランの常識の虚をつく方法をとった。4年後には47都道府県全域に出店、300店舗を達成する破竹の勢いだ。

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