ナビゲーションを飛ばす



記事閲覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加はてな
  • mixiチェック

新・農業経営者ルポ

専業農家仲間の未来のために、集落営農をあえて担う

集落営農をどうするか? JAをどうするか? いずれ崩壊していくのかもしれないが、地域の農業全体の未来を考えたとき、このまま放っておくと自らに火の粉が降りかかる可能性もある。佐賀県鳥栖市の松隈利生は、自力で経営できる元気な専業農家があえて積極的に関わることでイニシアチブを握るべきだと達観し、行動を起こした。
 佐賀県の東端に位置する鳥栖市。九州を南北に結ぶJR鹿児島本線と、東西に結ぶ長崎本線はJR鳥栖駅で交わる。九州縦貫・横断両自動車道が交わるのも巨大な鳥栖ジャンクション。福岡から長崎、熊本、鹿児島方面に向かうためには必ず通過する物流の要衝だ。周辺には地の利を活かした工業団地も多い。

 松隈ファームの松隈利生さんが農地をもつ高田町は、福岡県久留米市との県境近く。筑後川が作る筑紫平野にある。

「佐賀県と福岡県両方の業者が競ってくれるおかげで、農機も資材もほかの地域と比べて安いんですよ」 周辺には、地元の農家の土地と久留米の地権者が持つ土地がモザイク状に混じり合う。そんな環境が松隈さん、および松隈さんが「仲間」と呼ぶ鳥栖の専業農家グループの視野を広げた一因だろう。

関連記事

powered by weblio