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イベントレポート

「高松式馬鈴薯ヤンチャ栽培」実践者検討会開催


北海道の10a当たりの平均収量が3t程度のため、これは驚くべき数字だといえる。あくまで机上の話となるが、高松氏いわく、1株でもそういった物が穫れたということは可能性としてそれが全体にフラットにできれば、たとえ面積が増えてもこれからの収量目標になるという。
今回アドバイザーとして参加した、高松氏の馬鈴薯栽培を長年見てきた東京農工大学名誉教授の塩谷哲夫氏からは以下の解説がなされた。
「高松式の馬鈴薯栽培法は、芽が出るとアッパーで土を被せる。これにより普通の馬鈴薯より葉の厚さと硬さが増す。植物は悪い環境になるとそれを克服する力が働く。
高松式では培土した土を固める。これにより茎が太くなり、葉が硬くなって強く育つ。また、土を固めることで水分が適度にたまり、作物に適した環境を作り、根が二段となって畝の上にも張り、収量が上がったのではないか」
九州から参加した実践者の長崎県雲仙市の藤本誠治氏は、地域の春馬鈴薯はマルチ栽培で、今回は高松式で1畝だけ露地で栽培したが、茎葉がマルチの物より長持ちし、全体に小玉傾向だったが驚くほどの収量だったと述べた。
新潟県上越市から参加した実践者の鴫谷幸彦氏は、地力のない土地での栽培だったが、できた物は収量もさることながら、腐った物がなく食味も良かったという。培土のタイミングが少し遅かったため、来年の課題にしたいと話した。
茨城県牛久市の安部真悟氏は、6月10日ぐらいに病気により茎が黄色くなってしまったことを受け、消毒すればもっと収量が上がったと思うと語った。
最後に、高松氏は技術解説を行なった。
「酵素は生き物なので、必要なのは食べ物である有機物と適度な水と空気になる。有機物は堆肥を入れれば良いが、水と空気は適した土壌条件を整えなければ補えない。そのためにはプラウで20~30cm耕起し、作土に空気の層を作ることが良い。
高松酵素づくりの作業にあたっての一番のポイントとして、酵素づくりは微生物を扱う作業のため、酒づくりの杜氏のように丁寧な作業をすることが肝心だ」(伊勢谷雄二)

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