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南谷真鈴(みなみや・まりん)。1996年12月20日、川崎生まれ。貿易商の父の転勤で、1歳半でマレーシア、大連、上海、香港と転々と引越。英語、中国語などは母国語並みに会話ができる。乗馬にバイオリン、ピアノは小学5年でショパンを普通に弾けてピアニストを目指していたが、13歳でネパールに行ってエベレストに恋をする。2014年、高校生17歳は2学期末テストの最中に南米大陸最高峰のアコンカグア(6960m)の登山を計画する。親に相談もしないで、独力でスポンサー探しをする。親からは当初から、一銭たりとも援助してもらったことがないという。読売新聞の記事を読んだ知らないお婆ちゃんから連絡が入る。「山が好きだけど身体が不自由で登れない、あなたが代わりに登って写真と経験を分けて欲しい」と寄付金が送られてきた。アルゼンチンで18歳の誕生日を迎え、生と死のはざまを初めて経験する登山で正月3日に頂上を達成。雪の八ヶ岳で250mも滑落するが無傷で奇跡的に生還する。
大学初の夏休みにアフリカのキリマンジャロ(5895m)を制覇、17日後には、モンブラン(4810m)登頂にも成功。秋にはマナスル(8163m)登頂。12月にオーストラリア大陸コジウスコ登頂、休まず28日に南極大陸ヴィンソン・マシフ(4892m)征服。せっかくだから(!)と16年正月に南極点に到達! 2月にはパプアニューギニアのカルステンツ・ピラミッド(4884m)、3月にヨーロッパ大陸最高峰エルブルース(5642m)、下山したその日にモスクワから最終便に飛び乗って帰国するという神業。帰国後2日間の講演をこなすと、すぐにエベレストへ向かって離陸! 登山中に死んだり脱落する者が続く中、ついに世界最高峰エベレストの頂上を極める! 16年5月23日、19歳、最年少の登頂記録を樹立した。奇しくも、この2年後の18年5月21日、HIS澤田秀雄と一緒に私がゼロから育てて世に出した栗城史多(くりき/のぶかず)は、指9本を凍傷で無くしながらも登頂を果たせずエベレストに消えた。
彼女は帰国するやアラスカへ向かい、エベレスト登頂から幾日も経っていない7月4日、冒険家の植村直己が遭難死したデナリ(マッキンレー・6190m)を征服。なんと15年1月の南米アコンカグアから翌16年7月までの1年7カ月で、「7大陸最高峰制覇・セブンサミッツの最年少記録」を樹立した。そして白熊と銃で戦う猛女に変身しながら北極点到達に成功し、7大陸+北極・南極点を制覇して、ついに世界の頂点に立ったのだ。
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黒木安馬 クロキヤスマ
作家 元国際線乗務員
高校時に米国留学後、早稲田大学を経てJAL国際線客室乗務員として30年勤務。世界初の「カラオケ・フライト」や「1万メートル上空・北島三郎機上コンサート」などを実現させる。千葉の自宅は1300坪の山林を開墾してプール、テニスコート、コンサートホール等を手作りする。現在、(株)日本成功学会社長として自己啓発や社員教育で講演中。著書に『成「幸」学』(講談社)、『あなたの人格以上は売れない!』(プレジデント社)、『出過ぎる杭は打ちにくい!』(サンマーク出版)、『面白くなくちゃ人生じゃない!』(ロングセラーズ)、『リセット人生・再起動マニュアル』(ワニブックス)、『小説・球磨川』(上下巻・ワニブックス)などがある。 E-mail:yasuma@myad.jp URL:http://www.3percent-club.com
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