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アルパカファームの経営・労務事件簿

農業における改正入管法

昨年12月、改正入管法が成立した。行方を見守っていたアルパカファームに「外国人を雇わないか」という話が舞い込んできた。藤田社長も千代も興味津々のようで、面接も本気で考え始めている。
藤田 千代ちゃん、ちょっと相談があるんだけど……。
千代 社長、どうしましたか?
藤田 入管法の改正についてのニュースは知ってるかな?
千代 はい! 農業にも大きな影響がありそうだって話題になっていたので、けっこう気になって情報は追っていますよ。いや~、時代の変わり目、って感じがしますよね。
藤田 ほ~、関心を持っていたんだね。なら話が早い。実は、隣町の農家さんから、知り合いの外国人を雇わないかって声がけがあってね。すでに技能実習で経験は積んでいるし、日本語も堪能らしいから、一度面接をしてみようかと思ってるんだ。
千代 良いですね、ぜひ! それにしても、社長が外国人を雇おうと思うなんて、意外ですね。以前は技能実習生の受け入れにあまり良い反応をしていなかったのに、どうしてですか?
藤田 昨年農業研修に行った農家さんのところで、ベトナムの人が3人働いていたんだけど、すごく頑張っていてさ。愛嬌もあるし、なんか職場の雰囲気も明るくってね。そりゃもちろん文化や慣習の違いで大変なこともいろいろあるんだと思うけど、それ以上に、いいなって純粋に思えたんだよね。
千代 なるほど、その研修に行って良かったですね。私は、もともと海外でバックパッカーをしていたので、外国の人と一緒に働いてみたいなって思いがずっとあったんです。だから、もしそれがアルパカファームで実現するなら、今まで以上に張り切ります!
藤田 千代ちゃんがそこまで言うなら、具体的に話を聞いてみようかな~。アルバイトじゃダメだったり、雇用のルールもあるみたいだから、そのあたりを詳しく知りたいんだ。

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