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【ロブストス高垣の今日も一丁あがり】
ロボットや自動化とは違う「精度」を部品レベルで見つめ直す!の巻
- 株式会社ロブストス 代表取締役社長 高垣達郎
- 第26回 2019年01月31日
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お安い御用でぃ!! FBメッセンジャーのやり取りで、現場に行かずとも打ち合わせはすべて完了しました。比率を偏らせる分だけギヤが大きくなってしまうため、播種機側のクリアランス(=寸法的な余裕)だけ確認して、ギヤ比を37対29から40対26へ! 軸の中心距離は変えられないのでギヤの組み合わせは限定されますが、40対26なら、ちょうど1.21倍。サクッと仕上げて一丁あがり~~~♪
次にS木さんがこだわったのは、田植機の植付爪のセット位置でした。密苗だと爪がずれたら苗を多く植え付けてしまうので、こまめに確認して、植付爪を正確な位置にキープし続けたい、と。でも、ヤンマー純正の爪セットゲージは、プラスチック製で2サイズの上下リバーシブルの仕様。何度も爪を当てると狙い位置の正中線がボコボコになって見づらくなるし、毎回上下を確認するのが手間とのこと。僕の作業に置き換えると、ノギスが使いづらいようなもの。その精度にこだわるS木さんに共感できたし、すごく面白く感じました。ただし、この爪セットゲージは形状が複雑……。削ればどうしてもコストが上がるので、ステンレスの板の張り合わせで作りましょう! おそらく硬い地面の上で整備するでしょうから、落としても曲がらないようにしっかり補強を入れて。これで正中線が剥れることもなく、上下を迷うことなく、ガンガン植付爪を調整できるはず! S木さんのこだわりに本気で応えたかったので、何度も形状について意見交換して、一丁あがり~~~♪
嬉しかったのは、S木さんが「このセットゲージは宝物」と言ってくれたこと。僕が作っていたのは特注部品じゃなく、宝物だったのかと感極まりました。農家のこだわりに応え尽くす。今年もそんな仕事を重ねていきたいと思います。ということで! 今日は二丁あがり~~~♪
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高垣達郎 タカガキタツロウ
株式会社ロブストス
代表取締役社長
1984年アメリカ生まれ、東京都大田区の町工場街で育つ。2011年に(株)ロブストスを創業し、農林水産業機械のワンオフ対応を軸に、独自のサービスを構築。A-1グランプリ2011グランプリを受賞。群馬県を拠点に、機械メーカー・ディーラー・農協・農業生産法人など、全国的に取引を拡大している。
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