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【土門「辛」聞】
フランス食文化紀行―伝説の料理人がフードコートに甦った
- 土門剛
- 第173回 2019年01月31日
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ここ20年ぐらいは春と秋の年2回のペースで訪れている。数えてみたら60回以上になろうか。旅行スタイルも変わった。春は一人旅だが、秋は仲間を誘ってのドライブ旅行。昨年秋も仲間5人とパリからミラノ近郊のノヴァーラを往復してきた。お目当ては、フランスではブルゴーニュのワイン産地、食の都リヨンのポールボキューズ市場、イタリアでは美食の町として名高い西北部のアルバにも足を伸ばした。
羽田10:55発の午前便がパリに着いたのは現地時間15:40。パリでデモが頻発していた割にはスムーズな出国だった。それでも空港でレンタカーを借りて出発したのは、日が沈んだ17:40。
その日は、パリ市内に向かわずに200km南のシャブリ村を目指した。片道900kmに近い行程なので、1kmでもイタリアに近づいておきたかったのだ。それにお目当てもあった。16年にこの村で日本の若者3人がオープンしたレストランで夕食をとることと、辛口白ワインで知られるシャブリのブドウ畑を見ることだ。
そのレストランは、村の中心部にある「Les Trois Bourgeons」。「3つのつぼみ」という意味らしい。若者3人の共同経営でオープンしたことにあやかった。
レストランのことは、日本出発前に旅行検索サイト「トリップアドバイザー」で見つけた。15軒のレストランが紹介されていたが、トップにランキングされていて、コスパが高いという書き込みで決めた。ホームページをチェックすると、日本の若者3人のスリー・ショットがあった。すぐに電話で予約した。
3人は、調理師養成の辻グループの専門学校などで料理の基本を学び、フランスに渡り、レストランで修業経験を積んでいた。
銘醸地から世界へ情報発信
羽田10:55発の午前便がパリに着いたのは現地時間15:40。パリでデモが頻発していた割にはスムーズな出国だった。それでも空港でレンタカーを借りて出発したのは、日が沈んだ17:40。
その日は、パリ市内に向かわずに200km南のシャブリ村を目指した。片道900kmに近い行程なので、1kmでもイタリアに近づいておきたかったのだ。それにお目当てもあった。16年にこの村で日本の若者3人がオープンしたレストランで夕食をとることと、辛口白ワインで知られるシャブリのブドウ畑を見ることだ。
そのレストランは、村の中心部にある「Les Trois Bourgeons」。「3つのつぼみ」という意味らしい。若者3人の共同経営でオープンしたことにあやかった。
レストランのことは、日本出発前に旅行検索サイト「トリップアドバイザー」で見つけた。15軒のレストランが紹介されていたが、トップにランキングされていて、コスパが高いという書き込みで決めた。ホームページをチェックすると、日本の若者3人のスリー・ショットがあった。すぐに電話で予約した。
3人は、調理師養成の辻グループの専門学校などで料理の基本を学び、フランスに渡り、レストランで修業経験を積んでいた。
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土門剛 ドモンタケシ
1947年大阪市生まれ。早稲田大学大学院法学研究科中退。農業や農協問題について規制緩和と国際化の視点からの論文を多数執筆している。主な著書に、『農協が倒産する日』(東洋経済新報社)、『農協大破産』(東洋経済新報社)、『よい農協―“自由化後”に生き残る戦略』(日本経済新聞社)、『コメと農協―「農業ビッグバン」が始まった』(日本経済新聞社)、『コメ開放決断の日―徹底検証 食管・農協・新政策』(日本経済新聞社)、『穀物メジャー』(共著/家の光協会)、『東京をどうする、日本をどうする』(通産省八幡和男氏と共著/講談社)、『新食糧法で日本のお米はこう変わる』(東洋経済新報社)などがある。大阪府米穀小売商業組合、「明日の米穀店を考える研究会」各委員を歴任。会員制のFAX情報誌も発行している。
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