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Opinion

ジャガイモシロシストセンチュウとイギリスでの対策


今回の日本のGpに関しては、影響があるエリアの感染情報と個別圃場の情報を把握する必要がある。分布図や菌密度、混合状況(Gpのみ、GpとGrの混合など)を把握して初めて管理方法が決められる。また、地域内でのホットスポットを把握することで、コントラクターや営農集団が回る順番を変更し、感染拡大を防ぐことができる。GPSマップを活用し、感染ホットスポットに対策を行なうためには、サンプリングプログラムがきちんと組まれることが必要だ。ホットスポットが不正確だったり、見逃されないよう徹底的なテストとマッピングで、ホットスポットに集中的にバスアミド(※日本ではPCN関係への登録がない)を施用し、その後殺線虫剤もしくは抵抗性品種を使用すると効果的だ。
個別圃場については混合状況と菌密度の把握が必要だ。サンプリング手法に関しては、ポイントサンプリングではなく、ブロックでマッピングすることがベストだ。また、馬鈴薯を植え付ける直前の土壌サンプリングは実際より菌密度が低く出るため、注意しなければならない。

まとめ

Gp抵抗性品種の導入で、今後は殺線虫剤の使用量軽減が期待できる。しかし、現在はすべての圃場に対し、基本的に同じ対策を採用している。イギリスの例にあるように、土壌サンプリングとモニタリングスキームを確立し、それらを元にそれぞれの圃場やスポットに合わせたより詳細で先を見据えた戦略を立て、IPM管理方法でGpの根絶ではなく、管理を目指すことが現実的ではないだろうか。

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