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今年の市場相場を読む

輸入の増減に気をつけたい野菜類 ジャガイモ/ハクサイ/ナガイモ/エダマメ

2018年の生鮮野菜の輸入量が、近年では最も多く95万tを超えたが、冷凍野菜や調理野菜などを含む野菜類全体の輸入は過去最多の292万tとなった。なかでも冷凍野菜については同様に過去最多の108万tである。基本的には、輸入野菜類は日本国内での業務加工仕向けのものだ。品目によっては輸入品を国内生産で代替していこうという動きもあるが、17年の国産野菜不作が輸入を誘導し、作柄が不安定性推移となった18年には、冷凍野菜や生鮮野菜においても過去最多といった流れを生んだ。輸入品目のなかに、なぜそんな推移を見せているのか、と不審に思える品目が少なくない。

ジャガイモ 北海道産が25%減。輸入品は2万t台での継続の恐れ

【概況】
東京市場のジャガイモ類の入荷推移は、08年対18年の数量では11%減、単価は3%高い。入荷減少の原因は北海道産がこの10年間を対比すると25%も減っていて、単価も08年94円に対して18年は23%高く116円。一方、長崎産は10年で3%程度増えて、単価は131円から3割近く安い94円である。北海道産のシェアを比べても64%対54%と10ポイント下げた。18年前半の北海道産が極端に少なかったことで、様々な影響が出た。
【背景】
特徴的なのは、東京市場では男爵薯需要が圧倒的で、ニシユタカには代替できないという事実である。代替できるとすれば輸入対応だが、生鮮ジャガイモは国内の一般流通はできない。18年は12月にブラジル産が50kg入荷しているだけ。しかし、輸入量を対比すると、08年には618t(2、3、6月)、18年は17年の4万tを超えることはなかったが、それでも3割減程度で周年2万9000t。とりわけ2~7月に月4~7000tの輸入があった。
【今後の対応】
ジャガイモの輸入依存はこれからどうなるか。北海道の作柄が以前同様に回復すればだが、18年は東京市場で8月以降に120円前後の相場が続いた。加工仕向けには輸入品の60円/kg、17年の緊急調達時でも65円は魅力的だろう。18年の輸入数量は17年の翌年という意味で様子眺めである。それでも3割減くらいなのだから、今後も年間2万t程度の輸入は継続するとみる。フライ向けの冷凍ジャガイモも、31万tから38万tに増えている。

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