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人生・農業リセット再出発

いいスギ!? 日本の救世主あらわれる!

全国どこも花粉症の杉林だらけだが、丸太を満載したトラックも地方駅近くの製材所も見かけなくなった。
林業で生計を立てるのは難しく後継者不足で廃業も多く、山は廃れている。50年育てた杉も建築材ではなく間伐材と一緒にチップにしてバイオマス燃料になる現実がある。杉は柔らかく強度が低く、水分が多くて乾燥後の収縮・反り返りがあり寸法安定性が悪い。杉は日本固有の針葉樹で、朝鮮半島や中国大陸にはない。
カナダのシュナイダー博士がある技術を発明した。トウモロコシ、サトウキビの絞りカスから抽出した天然素材「フルフリル・アルコール」は人畜無害で、木材に浸透させ乾燥してフラン樹脂を生成させると、腐らずに硬度も増して反りも無くなる。濃い茶色に木目も残して艶やかに変化して硬くて重厚なチーク風の銘木材になり、手触りもしっとりと木質もそのまま残って硬度は3倍になる。メンテナンス不要で、塗装や接着もできる。強度が劇的に増して腐朽や摩耗に強く、防腐剤も不要という夢の技術、それをノルウェーのケボニー社が実用化した。
だが使えるのは、ラジアータパインや欧州赤松、メープルなどの3種類に限られる。

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