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人生・農業リセット再出発

いいスギ!? 日本の救世主あらわれる!


ケボニー化材は欧州でデッキやビルの外装・内装、波洗う海岸壁にも使われ、家具や食器まで広く使われ始め、大学寮として9階建てのビルが5棟も並んで建てられているが、すべてが木造の高層建築で外壁も室内壁も美しい木肌のままである。木材だけで高層ビル建造、それも北欧の厳しい寒さや気候の耐久性問題をケボニー加工技術で、難なく可能にしている。2015年に世界22カ国で販売され、17年ベルギーに第二工場が稼働開始、生産は毎年37%も伸びている。
家具に使う材木は、木肌が美しく硬度の高いマホガニーやローズウッドなど熱帯でしか育たない広葉樹天然材のハードウッドだが、生育に50年もかかり、密輸も横行するなど手に入りにくく高額である。毎年スコットランドと同じ面積の熱帯雨林が地球上から消滅している。柔らかいソフトウッドの杉など針葉樹材は植林・造林で資源量は安定しているが、家具や床材の内装材、野外の外構材に使われるハードウッドは枯渇している。チーク・マホガニーに代わる持続生産可能な木材、口に入れても安心安全でオーガニックな加工木材、美しい表情のままメンテナンスフリーな素材の誕生、それをケボニーは可能にした。
岡山県津山市にある輸入建材商、ケボニー化材日本輸入総代理店、バルセロナ・トレードの小原冨治雄さんは、この技術を日本固有種の杉に応用できないかと考え、京都府立大学、奈良県森林技術センターと組んで実験を行なった。杉の木は我が国には豊富にあるものの、前述の弱点がある。だが、この技術を応用すれば、弱点を補えるかもしれないとひらめいたのだ。
その結果、フルフリル・アルコールは見事に芯まで浸透して樹脂化した! 杉の木一本の丸太を丸々使える状態にまで変化したのだ。浸透にムラがあったら機能性にばらつきが出てくる。欧州赤松は表面しか浸透せず、ラジアータパインも辺材部分だけだから、我が国固有の杉の浸透性の良さは、思いがけず画期的な大発見になった。
杉のケボニー化が実用化したら、新素材としての杉材需要を爆発的に生み出すことになる。価格は、現在の杉製材と比べて約7倍になるから原木価格も上がる。処理を施した木材は30年間の品質保証が付き、しかも基本的にメンテナンスフリーで構わないそうだ。
我が国の杉の資源量は有り余るほどあるので、安定供給が可能。市場は世界中に広がっているから、日本林業が海外に羽ばたく日が来るのも夢ではない!
若者よ、今こそ、森へ向かえ!

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