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もともと子供たちが自分たちで食べたいと始めたのですが
この卵で卵焼きやシュークリームを作ったところ
ものすごく美味しいものができて
こんな美味しいものを自分たちだけで食べていたらバチが当たる!
ということで農場のカフェでも使うことにしました。
しかしまだまだ数が少ないので
カフェで使うと
あっという間に自分たちの食べる分までなくなってしまうので
今年は鶏の数を
増やすことにしました。
今育雛箱で10羽の雛がピヨピヨ鳴いています。
この雛が卵を産むようになるまで
自分たちの食べる分は
ちょっと我慢。
卵焼きやシュークリームのほか
卵を使った手打ちパスタの練習も始めました。
以前子供たちが蕎麦を打つことに熱中していたことがあったので
上達は早く、なかなか美味しいものができています。
中でも
つい先日作ったイノシシベーコンを使ったカルボナーラは
素朴ですがなんとも力強く
農村にある本当の食の豊かさを感じさせるようで絶品でした。
しかしそれは
鶏がどのようにして生まれ
育てる人がその世話にどのくらいの時間を費やしたかを
僕たちが実際に見て知っているからこそ感じるのかもしれません。
ただメニューに載せているのでは伝わらない。
ふとそう思った時に
予約で家族連れのお客さんが来られていたので
その家族のお子さんと
鶏に餌をやり、卵を取りに行って一緒にパスタを打ってみました。
パスタの生地はなかなかに硬く
初体験の子供たちは
苦戦していましたが
麺を伸ばしていく工程や切る工程になるとすごく楽しんで満面の笑み。
産みたて卵の温かさや
鶏の鳥としての美しさも感じてもらえたのではないかと思います。
せっかく田舎にやって来ていただいたのですから
食事をただ美味しいと
食べて帰るだけでなく
ちょっとした体験をすることで
美味しい理由を
全身で感じていただき
それを通して農村の価値を
もう一度見直していただけるような
面白いカフェにしていきたいと思っています。
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山本晋也 ヤマモトシンヤ
副村長
みわダッシュ村
1968年、京都生まれ。美術大学を卒業して渡米後、京都で現代美術作家として活動。そのかたわらオーガニックレストランを経営するも食材を種から作ってみたくなり、京都市内で畑を始める。結婚して3人の子供を授かったころ、農業生産法人みわ・ダッシュ村の清水三雄と出会い、福知山市の限界集落に移住。廃屋を修繕しながら家族で自給自足を目指す。土と向き合ううち田畑と山や川、個人とコミュニティーの関係やその重要性に気がつき、田舎も都会もすべて含めた「大きな意味での自給」を強く意識するようになる。この考え方は、美術家時代にドイツの現代美術家ヨゼフボイスのすべての人が参加して創り上げる社会彫刻という概念に影響を受けた。現在みわ・ダッシュ村副村長。
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