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北海道長沼発ヒール・ミヤイの憎まれ口通信

自腹で備えて憂いなし!

非常時の発電機はインバーター仕様を

北海道で2018年9月6日3時7分、死者42名、負傷者762名、住居の全壊462棟、半壊1570棟、一部破損1万2600棟の被害をもたらしたマグニチュード6.7の地震があった。私が住む長沼南部地域は震度6弱だった。同じ程度の震度は阪神・淡路大地震の365日前に金髪・ブルーアイのカリフォルニア・ノースリッジ地震で経験していたので、チビることはなかった。
揺れは朝早かったので、騒いでも何もできない。停電になったが、従業員は普通どおり7時25分に集まった。6時30分くらいに各自に電話して被害状況を確認したが、さしたる被害もないとのことで通常業務をすることにした。そこで従業員と農場の被害調査をすることになった。
被害は……4万円だった。6mmから22 mmのミリ・ヘッドのボルトと各種のナット、ワッシャー、スプリング・ワッシャーを80ピースほどに分けた金属棚が倒れて床にばら撒かれた。丸一日あれば簡単に棚に戻せると思っていたが丸4日かかってしまったので、その大学生アルバイト費が4万円になる。
ちなみにインチ・ヘッドのボルトとナットが収まっていた金属棚は倒れなかった。失敗した。インチ・ヘッドの棚は下に木を入れて少し壁側に傾けていたが、ミリ・ヘッドの棚はそうしていなかったので倒れたのだ。
当たり前なのだが、停電になったので気象モニター、テレビ、ラジオ、パソコンが使えない。ガソリンタンク、軽油タンクや灯油タンクも油漏れなし、地上4.5mに置かれた3200リットルの水タンクも問題なし、建物も異常ない。早速、ガソリン発電機を稼働させた。発電能力は100Vで4kWなので冷蔵庫や冷凍庫内の食べ物が傷むことはなかったが、なぜか一抹の不安を覚えた。
結局、その不安は的中した。この4kwの発電機がインバーター仕様ではなかったことを数時間後に思いだした。つまり電気の波形がキレイではないので、パソコン、テレビ、特に冷蔵庫、冷凍庫の使用には好ましくなく、後から聞いた話ではこの手の発電機を使って家電が使用不能になった人もいた。
そこで、ガソリン発電機から440V、200V、100Vが使用できて150kw(一般家庭5軒分)の軽油エンジン発電機に変えた。使用する前にこの発電機を製作、販売するデンヨーに電話し、「インバーターと同等です」との確認をした。その後、3日間に及ぶ停電で自分の家だけがこうこうと明るく、テレビやネットができることに少し後ろめたさを感じた。

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