ナビゲーションを飛ばす



記事閲覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加はてな
  • mixiチェック

今年の市場相場を読む

“強精”という機能性を持つ野菜 ニンニク、オオバ、セロリ、アスパラガス


オオバ 愛知産が8割を占めて普及戦略展開、チューブ入りの開発で常備香辛料に

【概況】
東京市場のオオバの入荷は02年対18年で、入荷総量は19%程度の減で単価も9%安くなった。かつては業務用品目として東京市場へ入荷が集中していたものだが、近年では、一般家庭での消費が増えて日用品目として定着傾向にあり、主産地も出荷先を広域化したり地場生産も拡大したなどが入荷減少の理由だ。全国の流通量は増えているためにやや安くなった。減って安くなった数字だけを見ていたら、その趨勢が見えてこない。
【背景】
02年では主産地・愛知が6割だったが、18年では8割にシェアを拡大した。実質的に、愛知県の豊橋園芸組合が全国の相場や供給を決めているといえるほどだ。一般家庭向けの普及は、主産地が葉の柔らかく香りもやや強い商品開発をしたり、パレット単位など複数束での販売などが効いている。そうした家庭への普及状況が、S&B食品によるオオバ・ペーストの新商品開発につながった。ワサビやカラシ、梅肉などに続き、家庭での基本的香辛料との判断だ。
【今後の対応】
オオバ=シソは、強壮・強精とは真逆の機能が知られている。魚の臭みを消す殺菌作用や、効能では精神安定作用があり、健胃、利尿、浄血作用、動脈硬化を防ぐなど体内の不具合を治す効果もある。シソの本来の旬である6~8月は、暑さの中で体調を壊しがちな時期でもある。そこで摂取することで“滋養強壮”になるのなら、やはりスタミナ野菜の仲間に加えていい。S&Bが2年余りの試験販売を経て、いま本格販売を決断した意味がわかる。

セロリ 需要は安定的だが漸減なら輸入増も、加熱するメニューでおいしさ提案を

【概況】
東京市場のセロリは、02年対18年では入荷数量は20%減少して単価は25%高くなった。産地は6~10月の長野が4割前後、他のシーズンの中心産地は26~28%の静岡で、福岡、愛知などが補完する構造にはほぼ変化がないが、やや気になるのが米国産が2%から4%に倍増していることだ。輸入自体も02年で約6000tが18年では3割増の8000tになっている。すなわち、国内産地は全体に漸減状態で、輸入品が不足分を補っている形だ。
【背景】
入荷状態から見ると、非常に安定した品目の一つである。全体的に漸減状態とはいえ、業務用に底堅い需要があり、02年当時は夏場にピークがあったが、18年では年間ほぼ平準化した。効能的には、含有するメチオニンは肝機能を高める、疲労回復や不眠に効果があるだけではなく、消化器系に良く解毒強壮にはもってこいだ。やはり6月ごろから本格化する国産の旬に、高血圧、めまいにも有効だということも、夏場の身体のための機能性とシンクロしている。

関連記事

powered by weblio