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イベントレポート

北海道土を考える会夏期研修会


続いて登壇したのは、帯広畜産大学・グローバルアグロメディシン研究センター教授の谷昌幸氏。「土壌断面を見ることが、土づくりの初手」と題して、北海道内の農地で調査した土壌断面写真を見せながら、土壌の成り立ちと管理方法の適性について話した。生産現場に近い話題であり、質問が投げかけられ、参加者の関心を引いていた。
講義の後は、恒例のジンギスカンバーベキューの情報交換会。かつての夏期研修会の雰囲気を取り戻し、会員らの情報交換、講師を交えての農業談義は夜遅くまで続いた。
2日目は、朝から総会が開催された。田村会長が来年夏まで続投し、事務局と協力しながら、会の運営の陣頭指揮を執ることが確認された。
その後、中富良野町の(有)天心農場の圃場に移動し、根源的土壌調査のライブ解説が行なわれた。農研機構・農業環境変動センター・土壌評価ユニットの前島勇治氏は、地形図や地質図、土壌図から土壌の成り立ちを読み取り、2カ所の土壌断面について解説した。圃場を管理している北川和也氏との対話により、作物や営農管理との関係についても言及した。
2日間にわたる土壌に向き合う研修会を終えて、参加者には一様に満足した表情が見られた。 (加藤祐子)

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