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特集

思いをかなえる「合同会社」という選択



【就農支援に力を入れる労働環境も整備】

若狭町には「かみなか農楽舎」という組織がある。全国から就農希望者を受け入れ、地域の農家と連携して、新規就農者の研修や定住支援を行なっている。町内の定住者を増やし、新しい就農者を増やすために作られた組織だ。
たごころ農園に現在在籍する2名の社員も、かみなか農学舎を経て入社した。過去には、独立して個人で就農している人もいる。しかし、人を雇用することも含めて、正典さんは、農業ではまだまだ法人としての形作りが遅れていると言う。
正典さんは、会社員の経験から社員の働く環境の改革にも力を入れた。例えば、休日カレンダーの作成、就業規則など規定類もそろえた。出退勤の管理もITを使って管理し、週休2日で働けるように労働環境を整備した。
「大規模農家は福井でも多いのですが、経営者が私と同年代の若い2代目、3代目に代替わりしてきました。私も彼らに刺激を受けながら、先輩方が今まで経験や感覚でやっていたものを、データを蓄積しながら、AIやロボットを積極的に取り入れることで、生産性の向上に着手しています。
そして労働環境の整備。忍耐の世界だった農業に、週休2日や残業を減らすなど力を入れています。新しい方にどんどん入ってきていただけるような法人にしたいですね」
正典さんは最後にそう語ってくれた。 (取材・文/苅谷崇之)

■合同会社たごころ農園
設立:2006年9月/代表社員: 倉谷正典/出資者数:設立時6名、現在4名/出資総額:設立時330万円、現在380万円/売上:4,200万円/業務内容:水稲・大麦・ソバ・白ネギの生産、農作業受託、農業体験事業(今年秋より)/農地面積:約50ha(すべて借地)/スタッフ:常勤5名、パート2名、アルバイト7名

case 6 OMEGAファーマーズ(北海道士別市) 健康志向の植物油に注目農業者が立ち上げた合同会社

【道北エリアの農家が集い6次産業化に挑む】

健康志向の時代を迎え、人の健康維持に不可欠な要素のひとつである脂質が注目されている。脂質の源は油脂で、なかでも植物油の脂肪酸(オメガ3、 オメガ9)は人体の健康維持にとって大事な役割を果たす。
このオメガ3、9を含んだ植物油は、亜麻・エゴマ・菜種などの作物から搾油抽出される。一定量の搾油作物を安定的に生産し、農業者が主体的に加工までできれば高付加価値が生まれ、6次産業化の実現も可能になる。

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