ナビゲーションを飛ばす



記事閲覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加はてな
  • mixiチェック

江刺の稲

無責任な代議士たちのラウンドアップ批判

  • 『農業経営者』編集長 農業技術通信社 代表取締役社長 昆吉則
  • 第278回 2019年08月30日

  • この記事をPDFで読む
    • 無料会員
    • ゴールド
    • 雑誌購読
    • プラチナ

彼らがグリホサートの「発がん性」を言い立てる根拠としているは国際がん研究機関(IARC)がグリホサートを「おそらく発がん性がある」とされる「グループ2A」に分類したことにある。その分類には世界各国の農薬規制機関が否定している。仮にIARCの分類によるとしても、IARCは酒、タバコ、エックス線などに加えてハム、ソーセージ、ベーコンなどの加工肉も「発がん性を示す十分な証拠がある」とされる「グループ1」に分類しているのである。だとしたら“疑わしき”ではなく明確な証拠のある加工肉を販売禁止にしなければならないのではないか。今回の発表者らが「予防原則の先進国」とありがたがるEU諸国でもそれはしていない。そんなことをしたら彼らの食生活が続かないからである。明確に発がん性があると認定されている加工肉が販売禁止にされず、ラウンドアップを販売禁止にせよという議論がいかに暴論であるかはこれによってわかるだろう。
しかし、彼らはグリホサートが内分泌かく乱物質であると言う。思い出してもらいたい。以前にも「環境ホルモン」が騒がれたことがあったが、いつの間にか問われなくなってしまった。科学的根拠のない風評を代議士が声高に叫ぶのは許せない。

関連記事

powered by weblio