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北海道長沼発ヒール・ミヤイの憎まれ口通信

日本は小作人根性に溢れてる(2)


えっ! うそだろ。複数の者が年に複数回事故があったと言っているし、私自身も前を走行している車のドアミラーが雑木にぶつかったのを見ているのに。車両保険や対物保険に加入して、事故があれば警察の事故証明が必要なはずなのに。ってことは保険に加入していなかったのか? これは確率的にあり得ないことだ。札幌市厚別署さん、何を隠しているのですか?
そして、国からは意外な理由で残念な回答が出た。国有林の事務所が言うには、安全上ということであれば伐採は可能だが、国有財産なので台帳に記載されているかどうか、どのくらいの価値があるかどうかを調べる必要があるという。さらに「おおよそ1本当たり5万円から8万円の費用がかかりますが、どうしますか?」となった。
伐採したい本数はおよそ20本、最低でも10本。ん~ん、答えがいくらになるかわからず、掛け算をもう少し勉強しておくべきだった。
そんなモヤモヤ状態が続いたが、幸か不幸か、あの昨年9月5日の台風が襲来した。風下だったのにも関わらず道路沿いにあった20本以上の国有林が倒れてしまったのだ。
早速、市の担当者のところに向かい、「やはり以前から指摘した通り、あの木々は危険ですから切るべきです」と伝えた。伐採したい木の半数は風で倒れたので、市が撤去してくれた。しかし、あとの半数の木のうち、グラついた状態だったり、明らかに危険な木を選び、チェーンソーが活躍した。
作業の原則は安全である。安心かどうかは知らない。たった500mではあるが、カーブがあるので、その前後には大学生のアルバイトに無線を持たせ、車の通過を確認させた。ふとーくてかったーい(太くて硬い)木が多く、チェーンソーの歯も2回交換した。すべての経費は8万円なり。誰のためでもない。自分が安全に通過できるかどうかの判断であり、他者の評価には興味はない。
それにしても不思議だ。このセンターラインのない道路は厚別(札幌の東端)から北広島に抜ける近道でもある。毎日少なくても千台を超える車が通るのに誰一人として木を切れ!と関係機関に言いに行った者はいないそうだ。子供の学校は土曜日もあるので、やはりその道を通ることになるが交通量は平日の1/3くらいになる。では、2/3の“いつも通る運転手”は何をしてるの?
やれよ! 行政に頼るなよ! はぁー、究極の小作人根性見たり、といったところだ。
自宅回りでNTTの電話線に接触している雑木が多く見られる。そのような場合、NTTは電話線にカバーを付けて保護しているようだが、近隣の農家が木を切れば問題ないのに、それをやらないのはなぜか? 小作人根性の持ち主だったら、答えを知っていますよね? NTTも交渉するのが面倒だから保護カバーで済ませるんでしょうね。

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