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北海道長沼発ヒール・ミヤイの憎まれ口通信

日本は小作人根性に溢れてる(2)



人の為? いや、自分の利益のためにやります!

地元長沼でも農場の作業範囲、移動範囲の道路の雑木を切る作業を、10年くらい前から少しずつ始めた。理由は簡単だ。コンバインや自走スプレーヤーが枝にぶつかるのでバッツサリと切り払っておくのだ。
ある時、とある個人宅の庭先の木が邪魔なので切らせていただいた。「よほどアンタはめでたいか、立派なのかどちらかだ」と言われたが、どちらでもない。自分の利益のためであり、機械が壊れないためにやっているのであって、他人さまの評判のためにやっているのではない。今度、私の農地の周りを見てください。ないですよー、雑木が。貧乏は良いとしても、雑木があるビンボー臭いのは、次の世代にコピーされますからね。
ところで農地、水、環境とやらの予算でこの雑木対策やらないのはなぜでしょうね。まぁ、農家は公共よりも目の前の現金が良いのでしょうね。
子供を学校で下ろして反対車線を通って自宅に向かうが、200mくらい先の左から来る信号のないT字の交差点がある。これまた危険なのだ。笹が2mくらいに伸びてお互いの車が見えない。そこで今年の春に熊出没注意のなか刈り払い機で100mの距離、幅は3mくらいで除草作業を行なった。実作業はアルバイトに任せ、私は安全のために剣先スコップでイザという時に熊を退治する自衛策を取った。
帰り道にはガソリン・スタンドがある。その出入り口の周りは6月下旬になると、雑木や雑草が伸びて、やはり車の出入りに障害が出てくる。そこで私が刈り払い機できれいにした。当然スタンドの従業員もいつもの客である私が作業しているのを見ているので挨拶してくる。
作業終了後に「来年からはそちらでやってくださいね」とステンレスの手釜を渡したが、全くやる気がない。仕方ないので、スタンドの本社に写真と理由を書いた書類を送ったら、国道の出入り口はきれいになった。従業員は「国道だから除草は国の仕事なんだけど」と言い訳するが、地元愛がある長沼の農家たちは自宅前や関係のない国道脇も除草しますよと伝えた。
大きなお世話に聞こえるが、スタンドから国道に出入りする時のドライバー目線に雑草があると危険極まりない。他人の幸せのためにやっているのではない。すべては自分の利益のためである。小学校で「人の為になることをしなさい」と教育を受けて試験でワザと零点を取ったら、親から大目玉を食らった。その時から考えを改め、自分の利益のために働き、その結果みんながコピル選択をできることを目指している。

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