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アルパカファームの経営・労務事件簿

「農の雇用事業」を活用 社員の定着を目指す

研修生を受け入れることになったアルパカファーム。研修終了後は正社員として採用する予定だ。そこで藤田社長が思い出したのが補助金活用。就農希望者を雇用して実施する研修には、たしか補助金がついたはず。その制度は頻繁に見直しが行なわれているようで。
藤田 千代ちゃん、そういえばこの前面接に来ていた森田くんって、いつから研修が始まるんだっけ?
千代 ええっと、たしか来月からですね。東北地方からわざわざこちらに引っ越してくるので、その準備があるみたいですね。
藤田 来月からか。稲刈りも落ち着き始めるころだし、研修を始める時期としては、ちょうどいいかもね。新しくメンバーが入ってくるのは、そういえば久しぶりだね。
千代 バイトの人はちらほら増えていましたけど、社員を視野に入れた研修生は久しぶりですね。そういえば、以前山崎さんを社員で雇いはじめたときに活用した補助金って何でしたっけ?
藤田 ああ、そういえば補助金を使ったね。今回の森田くんも該当するならぜひ活用したいなあ。
伝法院 それはきっと農の雇用事業補助金ですね。
藤田 先生! こんにちは。
伝法院 社長、千代さん、こんにちは。先日面接された森田くんは無事採用なんですね。
藤田 そうなんです。わざわざ遠方から来てくれるみたいで、若くてやる気がある青年だったので、その場で採用しました。
伝法院 それは良かったです。ちなみに、研修後は正社員として雇用する予定でしょうか?
藤田 そうですね、3カ月間は研修生として頑張ってもらって、4カ月目から正社員としての雇用を考えています。
伝法院 それならやっぱり農の雇用事業補助金は活用検討しても良さそうですね。ちなみに50歳未満ですよね?
藤田 はい、まだ20代前半の若者です。あれ?たしか農の雇用事業は、対象年齢が45歳までではなかったでしょうか?
伝法院 ええ、昨年度まではそうだったのですが、今年度から対象年齢が50歳まで引き上げになりました。そのほかにも、働き方改革実行計画の提出が必要になったり、3点ほど改正されています。
藤田 え、なんだか以前より手間が増えたようですね……。
伝法院 いえ、そのぶん「定着状況一覧表兼離農等防止改善策実施状況」の提出が必要なくなりましたので、以前と面倒さという点ではさほど変わらないですね。
藤田 そうなんですね、安心しました。弊社のように、以前農の雇用事業補助金を受けている法人でも、再度活用することは可能なんですか?

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