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北海道長沼発ヒール・ミヤイの憎まれ口通信

日本は小作人根性に溢れてる(4)


直線から左に入る方が良いだろうって? それが大間違い。残念ながら何度か目撃したが、直線なのでほかの運転手は速度を落とさない。SSとコンビニの入り口は二股交差点に近いので、ウインカーを上げるのがどうしても遅くなるからだ。その結果、後続車が急ブレーキをかけるか、もしくは追い越して前方反対車線から来る車とドっかーん!
死亡事故があっても、2時間後には迅速な警察の事故処理も終わり、まるで京急電車のように普段の景色になる。これって豊かさを共有したことになるのだろうか。
ちなみに、私はSSとコンビニに入る時は二股交差点で左折する。速度が強制的に落ちるので、その後、右ウインカーを上げても後続車に迷惑をかけないし、バス停があるので後続車は余裕をもって通過できる。このようなやり方をしないのは、間違いなく地元の軽トラだ。

よその災害を教訓にしない生産者はどこにでもいる

あのブラックアウトから一年が過ぎた。酪農家は電力を使う。まさか手で生乳を絞っているとお考えの前近代主義者は日本にはもういないと思うが。それなのにある道東の酪農家では未だ10%程度が自家発電機を導入していないそうだ。当然このような酪農家は、将来廃業を覚悟しているのだろう。
酪農業だけではない。畑作農家でも発電機を導入した、それもインバーター仕様となると全体の半分もいないだろう。
日本の社会インフラを信じてはいるが、100%ではない。では、金髪・ブルーアイの国はどうなのか。アメリカでは農村地帯ではほぼ100%、都市部でも日本よりは多くの者が発電機を所有している。
このコラムを書いているときに、台風15号が首都圏で大暴れした。9月9日、月曜日の朝はどの駅も大混乱だったのか……。妹は、吉祥寺からいつもよりも15分早い電車に乗り、定刻に溜池山王にある会社に着いたという。東日本大震災の3・11の時も同じく、ちょっと早い電車に乗れば目的地に着けたそうだ。
もう一つの事実は、千葉では断水、停電が発生した。まさか千葉の生産者で発電機を用意していなかった残念な者は……当然いるのだろう。昨年の北海道の災害を教訓としない、明日は我が身だと理解できない南文化主義賛美の純日本的集団行動の小作人根性の生産者はどこにでもいるということだ。
日本は本当に豊かなのだろうか、たぶん豊かなのだろう。しかし、日本人はまだまだ貧しい民族であることは間違いない。

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