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山道弘敬の本質から目を逸らすな

「作保(も)つ庫」の夜明け

弊社・(株)TOMTENは、農業施設の分野に「作保(も)つ庫」というカテゴリーを新たに立ち上げ、内外にその意義を訴えていこうと考えている。その意図は、生物としての農産物を貯蔵するための施設は、ただの資材倉庫でもなく、ただの冷蔵庫でもない特別な機能を備えていなければならないからである。
それでは、作保つ庫と資材倉庫や機械格納庫、そして冷蔵庫などとを区別するポイントは何か。(1)作物の表面を早期に乾燥させることが可能なこと、(2)作物のキュアリングを達成するための充分な酸素供給が可能なこと、(3)貯蔵した作物の周囲の温度や湿度の直接的高精度のコントロールが可能なこと(温度であれば±0.5℃、湿度であれば±5%程度)、である。
(1)の作物の表面を早期に乾燥させることが可能なこととあるのは、容器内部に収納されている作物全部の表面を指しており、容器表面だけのような一部を指しているわけではない。これが重要な理由は、畑で収穫された農産物の表面にはカビやバクテリアなど腐敗を引き起こす原因となる微生物が無数に存在するが、その活動を抑え込むためには表面を十分に乾燥させることが不可欠な作業だからである。

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