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アルパカファームの経営・労務事件簿

外国人とともに働く技能実習と特定技能

改正入管法が施行されて半年。アルパカファームでも、外国人を貴重な人材として受け入れる方向で考え始めた。将来の事業展開を見据えながら。
藤田 千代ちゃん、出荷組合の若手メンバーで、技能実習生の受け入れについて検討していくことになったんだけど、千代ちゃんはどう思う?
千代 私は賛成ですね。以前、友人の農業法人に技能実習で来ていたベトナム人の方がすごく働き者で、皆が日本語を教えている雰囲気がとても心地よかったのを覚えています。難しい側面もあるようでしたが、仕事の効率以上に、受け入れ組織自体が変化する点がいいと思います。
藤田 なるほど、組織運営の面でも意味があるんだね。でも、私の不安材料として英語ができない。
伝法院 その点は気にしなくて大丈夫ですよ。
藤田 先生、こんにちは! 気にしなくてもいい、というのはどういうことでしょうか?
伝法院 技能実習生は基礎的な日本語は学んだうえで働きますので、個人差はありますが、最低限のコミュニケーションは取れます。契約書などの書面では、母国語での記載義務がありますので、それは専門家にお願いすればよいでしょう。とはいえ、日本人同士のコミュニケーションと比べると困難な面も多いでしょう。だからこそ受け入れ体制を整えなければいけませんね。体制や心構えが整えば、千代さんが言うように、組織全体の雰囲気がよくなったり、新しいアイデアが出てきたり、副次的なメリットが享受できます。
藤田 コミュニケーションが取りづらいからこそ、周りが今まで以上に丁寧に説明したり、言葉以外でも表現したり、歩み寄る心構えを持つ、ということですね。確かに最近、弊社のメンバーは固定的で、コミュニケーションの取り方もマンネリ化していたように思います。
千代 それは私も感じていました。慣れ合いが悪いほうに出ている側面もあります。
伝法院 それならば、ダイバーシティ(多様性)を意識して、まずは受け入れ体制を皆で考えることから始めるといいですね。
藤田 そういえば「特定技能」制度が始まりましたね。

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