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人生・農業リセット再出発

便!!(黒木安馬)

海外に出て、日本では当たり前だったのがそれが無いのに気づき、たいそう不便を感じることがある。不便も便利も、手紙の便りや便箋、郵便も、航空機の便、宅配便など「便」が付く漢字が多いが、話は便に便乗してお下品だが、ウソも方便、クソも小便、旅先の便秘で穏便に便宜を図ってもらいたい便所の話である。
「便」の意味は、「運ぶ」、「手段」、「都合が良い」に使われるから、「便通」は口から胃腸を通過して「便意」を催して排泄されるまで都合良く運ばれることをいうのだろうか。アジア人は「米」を上部から食べ、胃腸で消化して下部から「異」なって出てくるから、漢字では「糞」になる。
寅さんの『男はつらいよ』、“結構毛だらけ猫灰だらけ、ケツのまわりはクソだらけ”の名セリフ、用が済めば誰しも拭くことになる。昔はトイレットペーパーなんてハイカラなものは無かったから、田舎だと新聞紙が置いてあって、それを読みながら“人糞地理学”の社会勉強をしたものだ。肥え桶をかけて育った畑のハクサイやホウレンソウの葉っぱの隙間には、活字の切れ端が残っていた。回虫の卵も大地で循環して人間を渡り歩いていた時代だったから学校の定期検便も多かった。綾小路きみまろのテレビ番組『あれから40年!』に30分も出演して丁々発止の対談をしたが、彼いわく、「夜遅く飲んで帰れば冷たい視線、温かいのは便座だけ!」と来た。私は即座に「冷たいのは親戚だけど、温かいのは遠赤だけ!」 と返した。

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