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人生・農業リセット再出発

究極の自己管理と成功法(黒木安馬)

「君の家には手作りのプールがあると言うが、私の家には屋内に温水プールがあるんだ。
だから冬でも毎日泳げる。もう91才になったから、ちょっと苦しいが、息が続く限界まで深く潜る。そうすると、もう駄目だ!と言うぎりぎりになる頃にパッとヒラメキがある。直ぐに、それを自分で発明した水中でも書けるノートとペンでメモする。私がエジソンを超す数の発明をしてきた大きな原点だ。愚か者は楽な道を、天才は困難な道を選ぶ……『撰難楽(せんなんらく)』が私の座右の銘だからね」
1942年の中学生時代に、母親が醤油の一升瓶から醤油差しに移すのに苦労しているのを見て手動ポンプを考案し、それが現在の灯油ポンプになったなど、日本の発明王・ドクター中松義郎。彼は食事しながら私に発想方法を教えてくれた。1928(昭和3年)生まれ。東大工学部卒業後、就職した三井物産でヘリコプター農薬散布を、そしてパソコンの記録媒体であるフロッピーディスクを発明するなど頭角を現す。東京都知事や参議院、衆議院選挙に16回も出馬して総て落選するなど破天荒なタレント発明家として有名になるが、そばにいると常に笑顔のジェントルマンで、写真を一緒に撮ると必ずピースサインをするように言われる。これはピースの二本指ではなくて、“なかまツー”なんだよ、と。

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