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人生・農業リセット再出発

究極の自己管理と成功法(黒木安馬)


仕事のできる人間とは、毎朝、あるいは毎年の自分に、ヘッドライン作りができるかどうかだ。いわば、目標設定だが、やり方は簡単だ。
(1)先ず今日一日の仕事が終わったら、明日しなければならない仕事を、どんなことでも「6つ書き出してみる」
(2)重要度に従って、1~6番までの「順位をつける」
(3)寝る前に一度「声に出して読む」
(4)朝起きたら真先に「目を通す」
(5)仕事を始める前に「もう一度目を通す」
後は「順位に従って」一つひとつ片付けていく。区切りの「休みは15分以内」とする。たったこれだけのことである。頭に浮かぶ気になることをすべて書き出して把握し、それを一つずつ片付けて実践していく。大切なことは、この方法を毎日続けるということ。もし、全部できなかったとしても残りは忘れてしまっても大丈夫。なぜなら、最も大事なものは既に手がけているからね。絶対に省略していけないものは、“声に出して読む”である。五感の中で最も重要な自動操縦部分である潜在意識にインプットするためには、読む⇒聴覚を通してオートパイロットである潜在意識・サブリミナルに刷り込む、これがミソなのだ。人間には、視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚の5感があり、子宮に入っている間は母親の心臓の鼓動と波動で脳も成長するが、それは聴覚でのみとらえる。だから大人になっても耳から入った情報はフィルター無しで、すんなりと自動操縦意識に入りやすい。声に出して耳から入れる。そうすれば無意識のうちに行動に移っているはずだ。
2019年正月の箱根駅伝で、東海大学が初めての優勝を果たした。マスコミから私に連絡があり、「どういうことを学生たちに教えたのですか?」との質問。実は私はこの大学などで定期的に13年間も教壇に立っているが、駅伝の選手も受講生として私の話を1年生からずっと聞いてきていた。“心想事成、人は想ったままの人間になるし、想ったとおりの人間にしかなれない!”を擦り込んできた。毎日の練習が終わって疲れ果てていても、帰る前に必ず全員で、“優勝した瞬間をイメージして雄たけびを上げる!習慣”を身につけさせた。そして、各人が優勝のインタビューを受けて答える練習と、それに監督の胴上げをエアプレイする! このファイナル・デスティネーション、究極の終着点が映像的にもクリアになって焼き付いていれば、潜在意識は次第にそれが当たり前のポジションだと錯覚して、何の抵抗も無くそこに導くのだ。国際線乗務で数多くのオリンピック金メダリストと話したが、彼等の共通点は、勝つことよりも、優勝の表彰台でどのようなガッツポーズを取るかを明確にイメージしていたかであった。

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