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今年の市場相場を読む

野菜相場が周年低迷した2019年の事情 ジャガイモ類/タマネギ/ゴボウ/カボチャ


【今後の対応】
根菜類のゴボウも貯蔵性が高い。しかも、業務加工用の需要も強く、生鮮品が約4万t輸入されている。ゴボウは系統共販のほか産地業者など専門流通業者が存在し、市場相場には敏感な品目でもある。それが19年産スタート時期、11月で前年比34%安、12月は37%安となった。11~12月は青森産が9割近いシェアだが、19年は前年2~4割増で半値である。秋~冬産地の台風被害で出荷減と読んだか、野菜類低迷のあおりを受けたか、その両方かだ。

カボチャ 7月まではやや安ながら安定推移し、北海道産が8月以降の相場低迷作る

【概況】
東京市場の19年のカボチャは、前年から全体で9%増えて20%安くなった。1~3月は入荷減の単価高、5~7月は前年より入荷は増えて単価はやや安。入荷のピークは9~10月でキロ140円の最安値も。11月は前年実績の5割増で単価は半値の143円。12月は前年より2割近く多く、最需要期であるが11月より1割少なくなってさすがに25%程度高く178円。だが、前年同月と比べると、12月の数量は2割方多いが3割近く安い。
【背景】
19年の価格低迷は、7月まで入荷がなかった北海道産が、8月にスタートするといきなり前年より6割もの増入荷したことに始まる。シェアは6割近く、単価が前年の半値、7月よりも3割安という展開。その基調が年末まで続くことになる。9月にキロ150円を切ると、シェアが9割を超える10月には最安値の140円、12月にはシェアを83%に上げた北海道産が前年より6割もの増入荷、スタートしたメキシコ産も前年より17%も多く、単価は前年半値になった。
【今後の対応】
千葉県を襲った台風や洪水は前代未聞だったが、3年前の北海道の洪水被害ほどは東京市場に影響を与えていない。つまり、青果業界は秋から冬にかけて野菜類が品薄状態になるという前提で対応してきたが、予想を超えて野菜全体に入荷は潤沢で相場は低迷したのだ。本来は、この時期には堅調に推移する品目が軒並み“肩透かし”を食った感がある。カボチャに関しては、19年の北海道産は独壇場になるはずの秋冬期に販売作戦をハズしたのである。

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