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特集

農業リスクマネジメント~国境なき時代の新たなリスク対応~


Q どんなお客様が来場しますか。
A タイやシンガポールからのお客様が多いです。ウェブサイトでタイ語と英語で案内しています。ウェブサイトでも申し込みを受け付けていますが、SNSで情報を入手したり、飯山駅の観光案内所や宿泊施設さんで紹介されたりして、ふらっといらっしゃる方々が多いです。比較的、長時間、写真撮影をしたりしながら楽しんでいく方が多いです。
Q リンゴ農園では、どんなリスクマネジメントをしていますか。
A 収穫体験の前に、ガイドが英語で体験に関する説明のほか、注意点を伝えます。たとえば枝を折ったりしないようにとか、ロープで仕切っている先には入らないようにとかいうことです。いちばん気をつけているのは、食べものを提供する立場として衛生管理です。来場者には収穫用のかご、皮むき器と切り分けるナイフと共に、アルコール入りのウェットティッシュ、使い捨てのビニール手袋を渡しています。自国では農薬を気にして素手で触らない習慣の方もいるので、皮むき体験のときはガイドも使い捨てのビニール手袋をして実演しています。
Q 19年の台風では長野県が大きな被害を受けました。事前にどのような対応しましたか。
A 予約をしていたお客様には個別に連絡をとり、台風の影響が予想される間は閉園することを連絡しました。また、被害の大きさが明らかになった後は、先の予約をしていた方に、取消手数料無しでキャンセルできることをお伝えしました。
Q リンゴ農園は再開したのですか。
A 幸いリンゴ農園は無事でした。しかし、リンゴ農園には北陸新幹線で来られる方がほとんどで、新幹線が不通になったので、来たくても来られない状況になりました。昨年の時点で、訪日外国人客にとって公共交通機関のローカル線やバスなどアクセス方法がすぐにわかるような体系的な情報発信がありませんでした。そこで、まず、リンゴ農園は開園していること、こういう路線とバスを使えば来ることができるという情報をフェイスブックで発信しました。すると、新幹線が不通でも、電車やバス、タクシーなどを乗り継いで来られる方がいらっしゃいました。外国人の目線で発信して、安心して楽しんでいただけるように情報発信することが大切だと思いました。
Q 新規事業を企画する立場として、リスクについてどう考えていますか。
A 日本旅行ファームのような屋外のアクティビティは、天候がいちばんのリスクです。しかし雨の少ない国のお客様にとっては、雨天のなかでリンゴ狩りをするのは珍しい体験となるそうです。天候リスクに直面しても、日本人だけの感覚で見るのではなく、来園者それぞれが可能な限りアクティビティを楽しめるよう配慮することが重要だと考えています。

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