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スマート・テロワール通信

北信スマート・テロワール 人々の一つひとつの活動をつなげ持続可能で豊かな地域を目指す

本通信24号で紹介したように、2019年9月3日のキックオフを機に北信スマート・テロワールの活動が始まった。スマート・テロワール協会と北信地域の産学官民が協働し、長野県小布施町を拠点にスマート・テロワールの視点を盛り込んだ持続可能な地域づくりをしようという取り組みだ。計画は、19年度の環境省「地域循環型共生圏つくりプラットフォーム」事業として採択された。
仕掛け人は、サステナブル・コミュニティ研究所所長で広島経済大学の川村健一教授と、信州大学キャリア教育サポートセンターの勝亦達夫助教である。

個々の活動を集積するプラットフォームづくり

今回は、小布施町で地域づくりをしている勝亦助教の北信スマート・テロワールのビジョンを紹介する。
小布施町は栗と葛飾北斎で知られ、北斎館を中心とした懐かしく風情ある街並みが人気を呼び、年間100万人以上の観光客が訪れている。北信地域ではこの10年で、地域電力(小水力発電)、六次産業、ワイナリー、農村レストランなど、地元の若者やUIターンの人々による新たな動きが生まれている。また、小布施まちづくり委員会や(一社)小布施まちイノベーションHUBなど市民が協働している団体の活動も活発だ。
国の補助事業は、地域で始めても事業が終われば終わってしまう。勝亦助教は、すでに地域にある個人や団体の活動を活かしたいと考えている。そのために人々が情報交換する場や活動する姿を「北信スマート・テロワール」という言葉で表現したいという。
「スマート・テロワールについて、協会から理念や活動を教えてもらった。小布施町でできるスマート・テロワールとはどういうものかということは、アクションを積み上げていったほうがわかりやすい。地域づくりのためにいろんな活動をしている人たちの活動を有機的につなげ、より強いつながりにするプラットフォームができればよいと思う」

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