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最初は
竹だけで作っていたのですが
競技によっては
異素材を使ってもいいらしく
軸をカーボンにしたり
飛ばす際に手が滑らないように
軸に細い紙やすりを
らせん状に巻くなど
いろいろ工夫をしています。
彼らがお手本にしている
すごい人になると
羽根の一番薄いところは0.2mm。
羽根の先端部分に
タングステンを埋め込み
回転した時にぶれが出ないように
正確に中心をとると
高度40m飛行距離100m
滞空時間も20秒を超えるそうです。
現在彼らの高度は15m
飛行距離30m
滞空時間10秒くらいでしょうか。
ただ
競技は高度、飛距離、滞空時間
それぞれ分けて競うそうなので
羽根の形や厚み
ひねり角度などは
何を優先するかで
全く変わるということです。
しかし
あまりにも仕事を手伝わないので
「いい加減にしろ!」と
一度は怒り心頭。
大爆発して怒ったのですが
それでもその怒号が
全く聞こえないかの如く
夢中でやりつづけていますので
一旦怒りは横へ置いておいて
子供たちがそこまで熱中する
スーパー竹とんぼとは
一体いかなるものかと
調べてみましたら
前述のような次第で
大人でも興味を持った人は
スーパー竹とんぼについて
ブログで1000回以上も記事を書くほど面白いものでした。
実際に競技に熱中している人の
ほとんどは大人です。
競技で何度も優勝されている
チャンピオンの岡島さんという方は
大人というかもうおじいさん。
ちょっと興味を持ったので
いろいろ調べていると
岡島さんが
テレビに出演された時の
インタビューが出てきました。
お話の中で出てきた座右の銘は
一意奮闘。
竹とんぼでも何でも
いいのだけれど
何か一つのことに集中して
懸命に努力をすれば
未来は自然と開けるというもの。
この言葉を聞いて
仕事を手伝わない子供たちを
頭ごなしに怒ってしまって
少々反省していた僕ですが
続けて聞いた
岡島さんの話の中に
スーパー竹とんぼで
最も大切なのはバランス
というのも出てきて
薪割りや獣害柵の補修も
限界集落で生きていくには
やはり重要と思い直し
怒ったお詫びに子たちには
高精度のノギスを買い与え
最終的には
どっちも一生懸命やるように!
と締めたのでありました。
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山本晋也 ヤマモトシンヤ
副村長
みわダッシュ村
1968年、京都生まれ。美術大学を卒業して渡米後、京都で現代美術作家として活動。そのかたわらオーガニックレストランを経営するも食材を種から作ってみたくなり、京都市内で畑を始める。結婚して3人の子供を授かったころ、農業生産法人みわ・ダッシュ村の清水三雄と出会い、福知山市の限界集落に移住。廃屋を修繕しながら家族で自給自足を目指す。土と向き合ううち田畑と山や川、個人とコミュニティーの関係やその重要性に気がつき、田舎も都会もすべて含めた「大きな意味での自給」を強く意識するようになる。この考え方は、美術家時代にドイツの現代美術家ヨゼフボイスのすべての人が参加して創り上げる社会彫刻という概念に影響を受けた。現在みわ・ダッシュ村副村長。
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