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知っておきたい 世界各国の産業用ヘンプ

イギリス(1) 欧州で最初に栽培を解禁しヘンプ産業の黎明期を支えた国


社会に対して、ヘンプ産業の展開に貢献したもう一社の取り組みも紹介したい。イギリスに本社拠点があり、社会起業家のアニータ・ロディック女史が創業した化粧品会社である「ザ・ボディ・ショップ」だ。環境保護や化粧品の動物実験反対を熱心に活動しており、98年にヘンプシードオイルを使ったスキンケア商品(図4)を発売したときも、警察から襲撃を受けたり、脅迫されたり、当時の香港とマレーシアでは警察当局と折り合いがつかずに販売停止となった。しかしながら、環境にやさしく肌の保湿に良いヘンプシリーズの商品を通じて、マリファナとヘンプの違いを根気よくアピールし宿命的なスティグマ(汚名烙印)と熱心に闘った。日本の税関とも粘り強い交渉を行ない、99年に輸入販売が許可されて以来、今日でもロングセラー商品として購入可能な状況にある。

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