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Opinion

遺伝子組換えの恐怖を煽るエセ化学に騙された日本人

  • 渡辺牧場 渡辺一徳
  • 2006年08月01日
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それは、真夏のホラーショーさながらの光景だった。「遺伝子組み換え大豆をラットに食べさせて飼育繁殖させたところ、子どもに重大な影響が出た」と主張するロシアの研究者が、市民団体の招きでこの7月に来日。全国6カ所で「遺伝子組み換え食品は、不妊や新生児の病気、がんなどを引き起こす可能性がある」と、おどろおどろしい講演を繰り広げたのだ。
 会場で死にかけたラットの写真が映し出されると、聴衆から「かわいそう」という声が上がり、博士が「子どもが危ない」と語りかけると、大きく頷く。だが、騙されてはいけない。専門家は「実験に問題がある」と結果を完全否定し、世界中で騒いでいるのは日本の一部の市民団体、生協とマスメディアだけだ。

 来日講演したのは、ロシア科学アカデミー高次機能・神経行動学研究所所属のイリーナ・エルマコヴァ博士。ラットに、通常の飼料に加え遺伝子組み換え大豆(除草剤耐性)を食べさせた。すると、ラットが産んだ子どもは3週間後、64匹中33匹が死んだという。死亡率51,6%だ。

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