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アルパカファームの経営・労務事件簿

新型コロナウイルスを乗りきる農業経営

新型コロナで経済も劇震。アルパカファームが野菜を納入している飲食店も営業停止を余儀なくされた。売上半減。人件費も削らなければヤバい。そんなとき……。
藤田 千代ちゃん、残念なお知らせ。飲食チェーンの鈴菜さんも1カ月営業休止するって連絡があったよ。
千代 あらら、ついに鈴菜さんも。3月初旬に給食が止まって、市内の提携先の飲食店の多くも営業を休止してしまいましたね。スーパーの売上が好調だから良かったものの、これで例年同月比の売上を2分の1下回ることは確定ですね。収穫期の野菜はあるのに出荷先がなく廃棄しなくてはいけないというのは、すごく辛いです。
藤田 そうだね。それでも秋に向けて作付けはしなくちゃいけないし、出費はかさむからね。同じ部会の農業法人きららさん、とうとう売上が3分の1になっちゃったらしいよ。どうしたら良いか、さっきLINEで相談が来てさ。
千代 そうなんですか。大変なのは私たちだけじゃないんですね。一緒に乗り越えたいですけど、何かしてあげられるほど私たちも余裕がないですからね。
藤田 うーん、経営は難しくなる一方だよ。すごく心苦しいけど、そろそろ人件費も削らないといけないかなと思っていてね。パートの高橋さんたちには申し訳ないんだけど、状況次第で2~4週間お休みしてもらおうかと思っているんだ。
千代 それはしょうがない判断かなと思います。経営していけなければ元も子もないので、致し方ないですね。ただ、収入がない状況では、パートのみなさんの生活も立ち行かなくなってしまいますね。
伝法院 藤田社長、千代さん、それは問題ありませんよ!
千代 伝法院先生、問題ないとは、どういうことなのでしょうか?

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