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北海道長沼発ヒール・ミヤイの憎まれ口通信

死の宣告をされたことありますか?(3)

あなたは死を宣告されたことはありますか? 先々月号、先月号の続きで、前回までのあらましはこうだ。 2002年11月から翌年7月まで、中国広東省で急速に呼吸障害を示すSARSが発生するなか、アメリカの砂漠地帯に出かけた。帰国前日から咳、熱、だるさが現れ、ホウホウノテイで成田に到着。飛行場の医務室で診療を受けるが「風邪でしょ」と診断され、北海道の自宅に帰る。
その後、9月に人間ドックを受け、右肺全体に影があると言われ、専門医を受診した。03年10月21日、札幌市南1条病院(現在の南3条病院)の診察室で「現在のこの状況は5年で50%、10年で10%の生存率です」と告げられ、私はただ驚くだけだった。
翌11月21日に口から器具を挿入され、直接右肺にブスブスと差し込まれ生体検査を受けた。結局ガンではなかったが、では何なんだ?ということになった。可能性としては、過去にアメリカで200名以上の死者を出しているコクシ、現地の通称バレーフィーバー(渓谷熱)が疑われ、CT画像を持ってアメリカで検査をするように勧められたのだ。

肺の影はコクシが原因

04年1月30日、予約なしにカルフォルニア州の砂漠にあるヤカバレーのヤカ・オムニクリニックに行った。まず日本と同じく窓口で事前に問診票に記入する。
アメリカのほかの病院でも経験したが、この問診票は何回も何回もコピーされ、Aと書いてあるのかBなのかの判定も難しい。筆記用具の鉛筆も日本よりも細くて、あと100字書いたら使えなくなるくらいの長さだ。それも先っぽの黒鉛部分が少ししか出ていないので、自分で周りの木の部分をめくる必要がある。アメリカの筆記用具といえば、クロスやシェーファーが有名なのに、なんでこんなところでケチるのかわからない。

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