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今年の市場相場を読む

葉物野菜の役割分担は変わったか ミズナ/シュンギク/小ネギ/ニラ


【今後の対応】
19年は福岡32%、静岡20%、大分14%、千葉13%、佐賀5%、高知4%、京都3%の順。特徴は、主産地・福岡の数量が04年対比で2割近く減った。高齢化と17年の大洪水による被害のことだ。福岡の栽培ノウハウを学んだ大分や佐賀の単価が高いこと、高知は小ネギ・レースから“降りた”、促成産地の静岡が確実に2位につけた。そして、3%と少ないが京都からの入荷が今後の方向性を示す。小ネギの香り・辛みのなさが京都から“青ネギ”の進出を許した。

ニラ/軟弱物でも全国から10年余で15%増、1万t超え視野に葉物野菜の出世頭に

【概況】
東京市場でのニラは、06年と19年の対比では、数量で15%増え、単価は25%安くなった。軟弱な葉物野菜の通例どおり、近郊産地からの出荷のウエイトが高く、主産地栃木をはじめ、関東産だけで06年では栃木36%など関東産で8割を占めていた。19年も同様に見てみると、関東産等近郊産地からは7割に落ち、夏場には北海道、山形から、冬場には高知、宮崎など西南暖地からも入荷しているのが特徴だ。
【背景】
中心は近郊産地だとしても、軟弱物で列島をリレー出荷されてくる品目は、重要品目に成長したことを意味する。しかも、入荷が増えて単価も安くなるということは、遠隔産地でも意図的に生産振興していること、消費者が手にする機会が増えて消費が定着してきたことを物語る。シュンギクの場合とは真逆の現象であり、これから周年栽培を含め、さらに生産は拡大していくことになるはずだ。期待品目である。
【今後の対応】
周年産地である栃木がニラの立ち位置を決めた。規模拡大と出荷の一元化、さらに重要な点は年間を通じて鮮度保持フィルム(P-プラス)包装で出荷され、ニラにとっての大敵“しおれ”を排除することに成功した。東京市場には入荷は少ないが、この栃木の事例を参考に、広域一元集荷・販売体制により、西の主要産地になった大分の事例もある。ニラは今後、1万トン超えを視野に、葉物野菜の出世頭になるだろう。

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