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ネット記事をもう少し見てみると、BCGには日本で接種されているtokyo172-1株のほかに、ロシアBCG-1株、デンマークDanish1331株、パスツール株、ブラジル株等があるようだ。別に医学的見地を述べるつもりはないが、アメリカ、オランダでは1000人の医療従事者、オーストラリアでは4170名の医療従事者がこのBCGの臨床試験を計画しているらしい。
日本のネットでは日本株が他国の株よりもあの中国発信ウイルスに効果があるとの記載が多い。そこで当地では、どのタイプのBCG株が使われるのか米yahooのサイトで調べてみた。アメリカの国立ガン研究所のサイトに日本株が膀胱ガンでどうのという記事はあったが、どこにも日本株を使うのか、ほかのBCG株を使うのかといった各国の臨床試験の詳細については記載されていない。というか、探しきれなかった。
ではオーストラリアではどの国のBCG株接種を行なう(行なった)のだろうか? 当然日本株を使うのだろうと考えるが、日本優位(アジア優位)の情報を自国に流さないのは彼らの常套手段だ。まあ、アングロサクソンは情報操作が非常に上手だというのは間違いないだろう。
アングロサクソン流の考え方とは
こんな例がある。7年前にシドニー港に停泊してある古いイギリス製の潜水艦の中を見るツアーがあった。狭くて配管むき出しで、快適とはかけ離れた設備であることは間違いない。案内をしてくれたのは昔美人だった金髪・ブルーアイだった。
私が「オーストラリアはもうすぐ新しい潜水艦を導入するんですね?日本も技術供与するかもしれません」とオージーなまりで語ると、元美人は「そうよ、日本に技術を教えてあげるのよ」と南半球と北半球が入れ替わったトンチンカンな話になった。喧嘩をしに来たわけではないので、私は「世界で一番静かな日本の“そうりゅう”の技術は素晴らしいですよ」と言うと、元海軍人でも知らない情報を聞いた金髪・ブルーアイは大層がっかりした表情を見せた。
こんなこともあった。現役で運用されている航空自衛隊のF2戦闘機は80年代に日本独自で開発される予定だったが、そこに市場独占を目論むアメリカが文句を言いだした。結局はエンジン開発を独自でできなかった日本の力不足もあり、世界で運用され実績があるロッキード・マーチンのF16をベースとして、三菱重工業がメインの契約者となり開発されることになった。ここまでは、当時の力関係からしてそうなるでしょうね、と誰もが理解できた。
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宮井能雅 ミヤイヨシマサ
西南農場
代表取締役
1958年3月、北海道長沼町生まれ。現在、同地で水田110haに麦50ha、大豆60haを作付けする。大学を1カ月で中退後、農業を継ぐ。子供時代から米国の農業に憧れ、後年、オーストラリアや米国での農業体験を通して、その思いをさらに強めていく。機械施設のほとんどは、米国のジョンディア代理店から直接購入。また、遺伝子組み換え大豆の栽培を自ら明かしたことで、反対派の批判の対象になっている。年商約1億円。
北海道長沼発ヒール宮井の憎まれ口通信
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