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今年の市場相場を読む

コロナ騒動で野菜の消費構造に変化 キャベツ/ニンジン/ハクサイ/ダイコン


【今後の対応】
ハクサイの需要はいま、キムチの原料として、そして鍋物類の食材としての定位置にある。かつては家庭でも野菜炒めにはハクサイがよく使われていたが、いまは業務用に特化している感がある。いま、家庭用として丸ごと買う家庭は少ない。高齢者は使い方を知っていても持ち帰れない。若年層は鍋にしか使わない。かくしてハクサイは、いまや半分か4分の1カット販売が主流になった。こんなに家食が長引くなら、産地はメニュー提案したかった。

ダイコン 神奈川・千葉の二大産地で担う、おでんも家庭食で頻度が上がる

【概況】
東京市場では年末から春にかけ、ダイコン産地は神奈川そして千葉で9割以上を占める。3月までは、神奈川がやや先行しながら、千葉もほぼ肩を並べて入荷するが、この二大産地は、片方の減りをもう片方が補完しながら相場を作っていく。今シーズン、1~3月の入荷を旬単位でみると、いわゆる増勢での推移という言い方ができる。しかし4月に入ると、キロ単価が100円を超えてきて、4月下旬には122円を付けた。
【背景】
このとき、入荷は前年より5%多かったが、単価は前年の1.5倍。4月には神奈川が終わりに向かい、千葉が7~8割を占めるようになるが、残りの2割は茨城が主になりながら福岡や青森などが少量ながらも補完している。東京市場には中小産地や産地商人、品目によっては産地市場からも同時に入荷しており、全体の状況を見ながら出荷数量を調整し、それなりの機能を果たしていることになる。大型品目は必ずこうした構造になっているのが特徴である。
【今後の対応】
今回のコロナ関連で増えた家庭食は、簡単、早い、一品で食事になる、皆で食べられるなどの共通点があるが、“調理の手間が省ける・簡単・一品で食事になる”の代表例は「鍋」である。ダイコンが結構、家庭用に売れたのは、おでんという鍋物の頻度が高かったことを意味する。若年層がなぜダイコン?と思うが、コンビニのおでんでは売れ筋ナンバー1だ。青首ダイコンは煮上がりが早いし、サラダにも使える。ダイコンの家庭需要が定着してほしいと思う。

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