ナビゲーションを飛ばす



記事閲覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加はてな
  • mixiチェック

アルパカファームの経営・労務事件簿

こんなときこそ労働保険の更新は忘れずに

毎年やらなければならない労働保険の更新手続き。今年はコロナ禍の影響で申告期限や納期限が延長されている。それでもしっかりやっておかないと、補助金や交付金を受給できなくなる恐れも。
藤田 なかなか売り上げは回復しないね。
千代 そうですね。みんな同じだと思いますが、去年の今頃はまさかこんなことになるなんて想像もできなかったです。そういえば、初めてパートの人数が減りましたね。
藤田 考えてみたらそうだね。これまでが順調すぎたのかな。
千代 そうかもしれないですね。はじめの頃は新型コロナウイルスの影響はあまりなかったですが、飲食店が営業を中止しはじめてからは凄まじかったですね。スーパーマーケットへの卸がなければ、本当に危なかったです。
藤田 流通のルートを複数もっておくとリスクも分散できるというのは、本当だったね。影響はあったけど、不幸中の幸いで、最小限に抑えられたかな。それにしても、取引先の飲食店はどうなるのか。また営業再開できればいいんだけど……。うちの売り上げ的にももちろんだけど、仲間として心配だな。どこも魅力的なお店だから、踏ん張ってほしいけど、閉めるお店も増えているからね。
千代 飲食店の方たちは大変ですよね。私の行きつけの居酒屋も営業再開できるのか心配で……。毎日お店の前を通っては、寂しい気持ちになります。
------------------------------
伝法院 藤田社長、千代さん、こんにちは。
千代 先生、どうされたんですか?
伝法院 今日は労働保険の年度更新についてお話をしにきました。
藤田 ただでさえ経営が大変なのに、やっぱり保険は支払わないといけないんですね。こればっかりはしょうがないですが。
伝法院 条件はありますが、新型コロナウイルスの影響によって相当売り上げが減少した事業所には、1年間の納税猶予期間を設けることが発表されましたよ。いずれにしても、今回のような有事の際に補助金や給付金を活用するには、労働保険の手続きは必須です。なので、こういうときだからこそ、しっかりと更新しておく必要がありますね。

関連記事

powered by weblio