ナビゲーションを飛ばす



記事閲覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加はてな
  • mixiチェック

イベントレポート

三方原馬鈴薯のドローンによる実証散布

静岡県磐田市に本社を置くヤマハ発動機(株)は、昨年からJAとぴあ浜松、県西部農林事務所と共同で、同社が開発・製造した産業用マルチローター(ドローン)を用い、三方原馬鈴薯の産地である浜松市で空中散布による作業の省力化を図る実証試験を実施している。
昨年は定植後74、88、99日後に3回防除したが、ドローンの使用前に疫病を発生させてしまった。ただし、防除に関する作業時間については、市内で一般的である地上散布に比べ半分以下の結果となった。

ドローンでアブラムシ類、疫病対策

昨年の反省を生かして今年は合計5回防除する。2月上旬に定植し、4回目の防除で迎えた見学会は、住宅地に隣接した11aの馬鈴薯圃場で行なわれた。使用したのは8リットル積載可能なYMR-08。アブラムシ類対策のアドマイヤー顆粒水和剤(希釈倍率160倍)と疫病対策のプロポーズ顆粒水和剤(希釈倍率32倍)が散布された。いずれも無人航空機による散布で登録済みであり、地上散布でも推奨されているものを使用している。その他、同地では6、7月に発生するジャガイモガ対策も必須である。今年5月時点で、ドローンに適した馬鈴薯用の高濃度で少量での散布が可能な登録農薬は23種。

関連記事

powered by weblio