記事閲覧
【イベントレポート】
三方原馬鈴薯のドローンによる実証散布
- 紀平真理子
- 2020年06月29日
- この記事をPDFで読む
昨年は定植後74、88、99日後に3回防除したが、ドローンの使用前に疫病を発生させてしまった。ただし、防除に関する作業時間については、市内で一般的である地上散布に比べ半分以下の結果となった。
昨年の反省を生かして今年は合計5回防除する。2月上旬に定植し、4回目の防除で迎えた見学会は、住宅地に隣接した11aの馬鈴薯圃場で行なわれた。使用したのは8リットル積載可能なYMR-08。アブラムシ類対策のアドマイヤー顆粒水和剤(希釈倍率160倍)と疫病対策のプロポーズ顆粒水和剤(希釈倍率32倍)が散布された。いずれも無人航空機による散布で登録済みであり、地上散布でも推奨されているものを使用している。その他、同地では6、7月に発生するジャガイモガ対策も必須である。今年5月時点で、ドローンに適した馬鈴薯用の高濃度で少量での散布が可能な登録農薬は23種。
ドローンでアブラムシ類、疫病対策
昨年の反省を生かして今年は合計5回防除する。2月上旬に定植し、4回目の防除で迎えた見学会は、住宅地に隣接した11aの馬鈴薯圃場で行なわれた。使用したのは8リットル積載可能なYMR-08。アブラムシ類対策のアドマイヤー顆粒水和剤(希釈倍率160倍)と疫病対策のプロポーズ顆粒水和剤(希釈倍率32倍)が散布された。いずれも無人航空機による散布で登録済みであり、地上散布でも推奨されているものを使用している。その他、同地では6、7月に発生するジャガイモガ対策も必須である。今年5月時点で、ドローンに適した馬鈴薯用の高濃度で少量での散布が可能な登録農薬は23種。
会員の方はここからログイン
紀平真理子 キヒラマリコ
1985年、愛知県生まれ。2011年、オランダへ移住し、食や農業に関するリサーチ、本誌や馬鈴薯専門誌『ポテカル』への寄稿を開始。2016年、オランダVan Hall Larenstein University of Applied Sciences農村開発コミュニケーション修士卒業。同年10月に帰国し、農業関連記事執筆やイベントコーディネート、海外資材導入コーディネート、研修・トレーニング、その他農業関連事業サポートを行なうmaru communicateを立ち上げる。今年9月、世界の離乳食をテーマにした『FOOD&BABY 世界の赤ちゃんとたべもの』を発行。食の6次産業化プロデューサーレベル3認定、日本政策金融公庫農業経営アドバイザー試験合格。
イベントレポート
ランキング
WHAT'S NEW
- 有料会員申し込み受付終了のお知らせ
- (2024/03/05)
- 夏期休業期間のお知らせ
- (2023/07/26)
- 年末年始休業のお知らせ
- (2022/12/23)
- 夏期休業期間のお知らせ
- (2022/07/28)
- 夏期休業期間のお知らせ
- (2021/08/10)
