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Economic eye

どの酒が「国民酒」か? コロナ禍巣ごもりで伸びた酒は何か

人はうれしいとき酒を飲み、悲しいとき酒を飲む。今回のコロナ禍に直面し、私も酒量が増えた。しかし、「酒」は増えたが“ワイン”ではない(もちろん、たまには飲みますが)。ワインはまだ「国民酒」ではないのかもしれない(?)。
まず「国民酒」とは何か。定義が必要だ。簡単に言えば、庶民と喜怒哀楽を共にするのが「国民酒」である。
コロナ禍で多くの国民が苦しんだ。政府の緊急事態宣言に伴い、居酒屋等は営業自粛し、消費者は外出自粛し「巣ごもり」が始まり、「家飲み需要」が増えたと言われる。さてこの時期、実際にはどの酒が増えたか。
清酒は減少トレンドが支配してきたが、オヤジの酒「普通酒」(昔の二級酒)が減っているのであって、純米系は増加傾向にある。純米吟醸の割合が多く、全国の吟醸酒化をリードしているのは山形県であるが、同県酒造組合会長の仲野益美氏(出羽桜酒造社長)に緊急取材した。
政府の緊急事態宣言によって、清酒の販売は大きく落ち込んだ。4月の山形県の酒類卸の前年同月比の水準は、清酒57%、焼酎甲84%、乙68%、ビール42%、ウイスキー64%、軽アルコール85%である。飲食店や旅館ホテルが“9割減”という状況の中で言えば、まだ良い数字である。お酒は「家飲み」があるからだ。
この「家飲み」がキーワードである。例えば、ビール42%という落ち込んだ数字は居酒屋休業が影響しているのであって、じつは家庭で飲まれる第3のビールは伸びている(ビール42%には第3のビールは含まれない)。

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