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アルパカファームの経営・労務事件簿

社会保険料を低く抑えられる特例が施行

コロナ禍で経営状態が悪化しても重くのしかかる社会保険料の納付。これまで給与の増減が保険料に反映されるのは4カ月後だった。これが特例措置で翌月から可能に。納付額がより少なくて済むことも。
藤田 緊急事態宣言が解けて、どれだけ経営状況が戻るのかと期待していたけど、実際は前年同月比の6割程度しか売上がないから、まだまだ状況は厳しいな。
千代 そうですね。スーパーマーケットの売上と加工会社への卸は好調ですが、うちのメインである飲食店への卸の売上の回復が鈍いですね。「コロナの影響が収まったら営業再開するわ~」って言ってた前田さんのお店も結局その後開いていないですし、そのほかにも知っている限りで20軒近く閉店や業態変更していますので、このままだと売上の回復は見込めないですね。
藤田 20軒っていったら取引先の3分の1だからなあ。影響は大きいよね。まあ、大変なのは私たちではなくそのお店の方々なんだけどね。そう考えると、改めて営業を強化して、新しい卸先をつくるという考えにシフトした方がよさそうだね。
千代 そうですね。またコツコツと営業していきましょう。この2年間くらいは営業しなくても卸先のお店の方からの紹介で卸先は増えていましたので、ついつい営業しない形になっていましたからね。でも、4年前に市場への出荷から自社販売のビジネスモデルに変更したときは、それこそ死に物狂いで営業してましたよね。あの感覚を取り戻さないと。
藤田 懐かしいね、あのときは忙しかったけど楽しかったな。売上については来期に向けて今期営業を強化するとして、目下の課題は今期をどう乗り切るかだな。雇用調整助成金や緊急雇用安定助成金、持続化給付金は活用してきて助かっているけど、なんだかんだ経営するうえでの出費は大きいんだよな。
伝法院 藤田社長、千代さん、こんにちは! ちょっとお話聞いていましたが、あまり経営状況は芳しくないようですね?
藤田 先生、こんにちは! そうなんですよ。売上もなかなか回復せず、こんなときだからこそ営業を強化しようかと千代ちゃんと話していました。
伝法院 それは未来を見据えたとてもよい考え方ですね。この状況下で未来思考になれるのは立派だと思います。そのためにも今期を乗り越えなければいけないですね。今日はまさにそのお話をしたくてお邪魔しました。
藤田 それはすごいタイミングですね。どのようなお話でしょうか?

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