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【北海道長沼発ヒール・ミヤイの憎まれ口通信】
日本は小作人根性に溢れている(6)
- 西南農場 代表取締役 宮井能雅
- 第147回 2020年07月27日
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効果抜群の漢方薬
ただ信頼している物もあった。中国には漢方がある。中国何千年というくらいだから西洋医学よりも、とりあえず歴史はある。そして私は鼻炎だ。この鼻炎対策で25年ほど「小青竜湯(しょうせいりゅうとう)」を飲み続けている。
25年ほど前のある朝、急に鼻呼吸ができなくって目が覚めてしまった。翌日、耳鼻科に行き、症状を説明すると薬による治療が始まった。これが眠たくて眠たくて、まるでセスナで75度バンク傾け旋回して3Gがかかった以上に瞼が重たかった。
確かに耳鼻科の先生は副作用で眠たくなると言っていたが、想像を超える眠たさに襲われた。病院でどのアレルギーがあるかどうかを調べるパッチテストを行なうと、ダニ、カビ、ハウスダスト、チモシー、ヨモギ……と出るわ出るわ。先生から「家汚いんじゃないの?」と言われる始末。
そこで自宅の一階部分を大改装したが症状は変わらなかった。その後、“減感作療法”というアレルギーの原因物質を少しずつ注射する方法を勧められた。2年間通い、打った注射の数は100本。少しは良くなったが、まだ鼻がぐずっていた。
なんでも右の鼻の奥が曲がっている鼻中隔湾曲症らしい。何か大病か?と思ったら日本人のかなりの数が生まれつきそうらしい。ある航空自衛隊のパイロットにこのことを話すと、パイロット試験の航空身体検査で指摘されるという。事前に鼻の奥にある曲がった部分を削ると、鼻と耳と目がつながる?という話も聞いた。さすがに上の歯の上部をめくって……なんて手術方法は、聞いただけでビビってやらなかったが、最近は鼻からクイッとやれるらしい。
注射もたいして効かない、手術もやりたくない、さーどうするか人生選択のときが来た。
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宮井能雅 ミヤイヨシマサ
西南農場
代表取締役
1958年3月、北海道長沼町生まれ。現在、同地で水田110haに麦50ha、大豆60haを作付けする。大学を1カ月で中退後、農業を継ぐ。子供時代から米国の農業に憧れ、後年、オーストラリアや米国での農業体験を通して、その思いをさらに強めていく。機械施設のほとんどは、米国のジョンディア代理店から直接購入。また、遺伝子組み換え大豆の栽培を自ら明かしたことで、反対派の批判の対象になっている。年商約1億円。
北海道長沼発ヒール宮井の憎まれ口通信
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