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今年の市場相場を読む

夏商材として期待されてきた野菜 オクラ/ミョウガ/ゴーヤー/ズッキーニ


【今後の対応】
沖縄県民が夏に強いのはゴーヤーを食べているから、とも言われた。調理方法も、半割して薄切りしたゴーヤーを軽く塩をして置き、木綿ごし豆腐や肉などと炒めて仕上げに卵でとじる、と簡単。これでゴーヤーの苦みも緩和する。新野菜だとはいえ食文化が背景にあるものは、きっかけさえあれば、意外に簡単に普及するという典型事例だ。今後、東日本でも産地が広がってくるだろう。

ズッキーニ/過去10年で驚異の2倍超伸び、韓流ブームで食文化日本上陸か

【概況】
東京市場のズッキーニの入荷は、09年と19年を比べると、入荷数量で約2.2倍、出荷されてくる産地は28県から32県に増えており、平均単価はこれほどの増勢でも単価は420円前後が続いてきた。過去10年では最も伸びた野菜である。09年には主産地は宮崎38%、7~9月の長野27%、関東の4県は28%で春~秋を補完。19年では宮崎6割増でシェア28%、長野2倍以上増えて26%、関東の4県33%と、見事にリレー供給されている。
【背景】
ズッキーニは、1980年ごろから専門仲卸業者からの依頼で一部産地が作っていたが、イタリア料理等で使う“西洋野菜”として需要は小さく、輸入も並行して行なわれていた品目だった。それがこの10年で、生産が急増して市場入荷は急拡大。周年、潤沢に出回ったことで消費も瞬く間に定着した。ゴーヤーのケースに似ている感がある。実際に有力な説は、そのきっかけは第一次韓流ブームだったというもの。「冬のソナタ」のヒットで、訪韓する女性が増えた。
【今後の対応】
韓国では日本より先に、ナムルや天ぷらで使うズッキーニが普及していた。もともと同国には同様用途のカボチャ品種があったからだ。韓国はかつて男性の“観光先”として人気があったが、韓流ブームでは女性たちが一気に訪韓し始め、現地でズッキーニを知った女性たちが、違和感なく使い始めたという説が有力だ。夏場の重点品目として長野が生産拡大で供給確保したこと、主産地宮崎も関東産地も歩調を合わせたことも大きい。

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