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アルパカファームの経営・労務事件簿

他人事ではないパワハラ、セクハラ

コロナ収束の目途は立たず、イライラがつのる。そんなときに起こりがちなハラスメントに注意。
藤田 新型コロナウイルス、最近また感染者数が増えたね。
千代 気を緩めてしまいがちですが、もうこの生活がスタンダードだと思わないとダメなのかも。
藤田 いろいろ制限があると思うと違和感を覚えてしまうだけだもんね。出荷組合でお世話になっている葉物野菜の専業農家の竹石さんなんか、最近イライラしているのが目に見えてわかるよ。出荷量の調整の相談に行ったとき、バイトの大学生にめちゃくちゃ怒鳴っていたから。
千代 あの竹石さんがですか? 普段とても温和なイメージがあるので想像がつかないですね。そのバイトの人、何かやらかしたんですかね。
藤田 いやぁ、それがよくあるミスなのよ。出荷の段ボールを間違えたとかどうとか。僕もビックリした。結局そのバイトの人、辞めちゃったみたいで。
千代 あらら、そうなんですか。こじれなければいいですけど。
藤田 最近そういうパワハラで訴えられたり争ったりすることが多いって伝法院先生が言っていたから気になっちゃってね。でも、そんな助言をしても聞いてもらえるような状態ではなくて。
千代 セクハラに関しても、農業界ではあまり縁のない話かと思っていましたけど、女性の農業従事者と会う機会が増えてきて、セクハラの悩みもあるんだって知ってすごく驚きました。少数派だからこそ難しい部分もありますよね。
藤田 なるほどなぁ。セクハラの悩みも根が深そうだね。そもそも農業は家族経営が基本だったから、セクハラもパワハラも縁遠かっただけで、組織経営が当たり前になった今はハラスメントが他人事ではないんだろうね。農業でも多い師匠と弟子の関係性でも注意が必要だね。
千代 そうですよね。私の友人も職人の世界で師匠との関係に悩んで、結局その仕事を志半ばで辞めてしまいました。時代の流れというか、難しさがありますよね。

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