記事閲覧
【江刺の稲】
新型コロナの「インフォデミック」
- 『農業経営者』編集長 農業技術通信社 代表取締役社長 昆吉則
- 第291回 2020年09月23日
- この記事をPDFで読む
新型コロナにまつわる現在の混乱の原因は政府が「2月1日に新型コロナをずっと重大な感染症と判断し、2類相当とした」ことに起因しているという。
安倍総理は8月28日の辞任表明会見の冒頭にあえて「新型コロナ対策の変更」を表明した。自らの政権が新型コロナによる感染症を感染症法の「指定感染症」とし、危険性が2番目に高いグループである「2類相当」として扱ってきたことを変更すると述べたのだ。我が国だけでなく、世界中の国が新型コロナウイルス感染症を過剰に高リスクの感染症と定めて現在の混乱をもたらしている。
実は、東京都医師会の感染症危機管理対策協議会は2月13日に次のようにまとめている。
「新型コロナウイルス感染症の感染力、重症度、診断、治療について感染力はインフルエンザと同程度かそれより弱いと言われています。重症度は、通常のインフルエンザなどと同程度と予想されます。予防方法も標準的な感染症予防策で十分と言われています」
安倍総理は8月28日の辞任表明会見の冒頭にあえて「新型コロナ対策の変更」を表明した。自らの政権が新型コロナによる感染症を感染症法の「指定感染症」とし、危険性が2番目に高いグループである「2類相当」として扱ってきたことを変更すると述べたのだ。我が国だけでなく、世界中の国が新型コロナウイルス感染症を過剰に高リスクの感染症と定めて現在の混乱をもたらしている。
実は、東京都医師会の感染症危機管理対策協議会は2月13日に次のようにまとめている。
「新型コロナウイルス感染症の感染力、重症度、診断、治療について感染力はインフルエンザと同程度かそれより弱いと言われています。重症度は、通常のインフルエンザなどと同程度と予想されます。予防方法も標準的な感染症予防策で十分と言われています」
会員の方はここからログイン

昆吉則 コンキチノリ
『農業経営者』編集長
農業技術通信社 代表取締役社長
1949年神奈川県生まれ。1984年農業全般をテーマとする編集プロダクション「農業技術通信社」を創業。1993年『農業経営者』創刊。「農業は食べる人のためにある」という理念のもと、農産物のエンドユーザー=消費者のためになる農業技術・商品・経営の情報を発信している。2006年より内閣府規制改革会議農業専門委員。
江刺の稲
「江刺の稲」とは、用排水路に手刺しされ、そのまま育った稲。全く管理されていないこの稲が、手をかけて育てた畦の内側の稲より立派な成長を見せている。「江刺の稲」の存在は、我々に何を教えるのか。土と自然の不思議から農業と経営の可能性を考えたい。
ランキング
WHAT'S NEW
- 有料会員申し込み受付終了のお知らせ
- (2024/03/05)
- 夏期休業期間のお知らせ
- (2023/07/26)
- 年末年始休業のお知らせ
- (2022/12/23)
- 夏期休業期間のお知らせ
- (2022/07/28)
- 夏期休業期間のお知らせ
- (2021/08/10)
