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齊藤義崇の令和の乾田直播レポート

理想的な播種と施肥とは~省力栽培ありきから、収量・品質を求める乾直に~


なお、穀物播種用の真空播種機(エアシーダー)は、その大半を欧米からの輸入機に依存している状況である。参考までに、近年の播種機・植付機・移植機の輸入台数を日農工のホームページで調べてみたところ、穀類以外の植付機や移植機も含む数だが、年間400~700台前後で推移している。年間約2万台生産されている田植機に比較すると、いかに少ない数字かがわかる。
真空播種機の相場は、4条タイプで300万円前後、6条タイプで500万円前後、側条施肥ユニットが付くとさらに値が張るが、相応の効果が得られればその投資は無駄にならないだろう。

超高能率なバイオドリルという選択肢も

さて、播種機の検討は、真空播種機の導入がゴールではない。さらに注目しているのは、バイオドリルである(図6)。近年、北海道でも夏場に30℃を超える日が増えてきたが、温暖化により、近年は降雨の状況が変わってきた。播種適期に降雨で圃場に入れない状況も起こるため、確実に対応するためには、より高能率な作業機への需要も高まる。バイオドリルは、あらゆる作業機に搭載できる利便性がウリだ。真空播種機に比べて、播種深度の制御は難しい。鎮圧ローラーなどに装着することで、そのデメリットが補えると考えられる。例えば、6m幅の折り畳み式の鎮圧ローラーに搭載すれば、作業能率は実測で1時間当たり2ha強となる。従来の3mドリルの2倍以上だ。小麦では収量成績も認められ、普及が期待されている。
具体的な機種選定の良し悪しは、土耕機や施肥体系にもよるので、人気投票を行なってもその結果が参考になるかどうかは怪しい。土壌条件や播種床づくりの体系とも相談しながら、慎重な選定を経営ごとに行なっていただきたい。

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