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アルパカファームの経営・労務事件簿

フリーランス活用という経営進化の選択肢


伝法院 今の時代、複業は当たり前。その選択肢に農業が含まれてきたというだけで、昔からある“兼業農家”の捉え方を少し変えたようなイメージですね。師匠と弟子でなければ学べなかったことが、複数の農園から学ぶこともできる。その分、前職や現職で得た知識やスキルを農園に還元する。農園にとっても、マーケティングや流通など、生産の次の段階に進むための一手として有効ですね。アルパカファームだとどんな人に来て欲しいですか? きっと社員やパートの方を雇うときとは考え方が違いますよね。

今回の執筆者
矢尾板 初美(やおいた・はつみ)
(有)人事・労務パートナー/行政書士/903シティファーム推進協議会委員長

明治学院大学国際学部卒業後、総合物流会社を経て行政書士として独立。NPOの設立支援や運営サポートなどコミュニティ創りを支援している。次代に持続可能な農と食を残していくため903シティファーム推進協議会を自ら設立。次世代の農業経営者を応援する「ローカルとつながる田心マルシェ」も開催。

うっかり違反を防ぐ業務委託契約のポイント

【クラウドソーシングが急速に拡大】

私がはじめてUberを利用したのは、2018年7月の台湾研修時で、働くカタチ、ビジネスモデルの変容を実感する良き機会でした。Uberは日本でも飲食宅配代行サービスのUber eatsを展開。このコロナ禍の自粛で需要が増え、都市部だけではなく、郊外でも自転車に乗った配達人の姿をよく見かけるようになりました。
アウトソーシング――企業などが専門性の高い業務を外注することですね。最近はインターネットの普及により社外の不特定多数の人にそのような業務を外注するケースが増えています。これが「クラウドソーシング」。Uberもそのひとつといっていいでしょう。配達に限らず、農業分野でも各種専門的作業の外注として活用できる可能性が広がってきています。
クラウドソーシングの市場規模拡大に伴い、一方で自営型ワーカーと注文者との間でのトラブルも増えました。現在、副業・自営型ワーカーを守るための法制化が進められています。そこで、雇用と業務委託の違い、業務委託契約の注意点をまとめました。注文者とワーカー互いの利益のために、事前に確認しておきましょう。

【業務委託契約―注文者が守るべき4点】

下記ポイントを押さえ、自営型ワーカーなど多様な人材を活かし、事業展開を行なっていただければと思います(厚労省「自営型テレワークの適正な実施のためのガイドライン」平成30年2月より抜粋要約)。

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