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【北海道長沼発ヒール・ミヤイの憎まれ口通信】
金髪・ブルーアイに会いに行けない!(2)
- 西南農場 代表取締役 宮井能雅
- 第149回 2020年09月23日
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勝敗を決めるもの
アメリカ国内線でもデルタのファーストクラスを利用した。と言えば聞こえはいいが、フルフラットになる国際線のビジネスクラスのほうが明らかに良いシートだ。では、なぜ国内線をファーストクラスで利用したのか。もちろん理由がある。アメリカから日本に運ぶ物があって、それを2個のスーツケースに入れて運ぶ必要があったからだ。
デルタのホームページによると特定会員以外がメインキャビン(エコノミー)を利用する場合に預け荷物があると、50ポンドごとに30ドル、2個目は40ドル支払うことになる。だが、ファーストクラスを利用して、それらのスーツケースを国際線に乗り換えると30kg×3個まで無料で運べるのだ。
もし国際線、アメリカ国内線をエコノミーで利用して3個のスーツケースを移動させたら、1回に付きおよそ30ドルだったり、40ドル×個数×行程分(乗り継ぎは除く)が追加されたり、ゾッとする料金が発生する。それならはじめから良い席に乗りましょうとなる。
どのような権力を持ったものがノサバッテいても、そしてなんと言おうとアメリカで起きたビジネス習慣は間違いなく日本に影響を及ぼすことになる。日本の大手ラインも近い将来には1個目から料金が発生することになるでしょうね。
さてここからは2年前のアメリカ本土話に戻る。参加者は北見市(カーリングの常呂だけど)の農家の息子、妻の従妹の子供(同じく北見市、常呂)、音更町の農家と私の4名になる。私がLAの知り合いの所にいる間、みんなにはラスベガスで偽りのエンターテインメントを楽しんでいただいた。
先月号では、1998年2月18日以来2度目のアイオワ州のBS(ブリヂストン・タイヤ)工場を訪れ、昼食にはモンゴルBBQをご馳走になり、FS(ファイヤーストーン・タイヤ)を買収してからの苦難とその後の世界での活躍を目にすることができた。
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宮井能雅 ミヤイヨシマサ
西南農場
代表取締役
1958年3月、北海道長沼町生まれ。現在、同地で水田110haに麦50ha、大豆60haを作付けする。大学を1カ月で中退後、農業を継ぐ。子供時代から米国の農業に憧れ、後年、オーストラリアや米国での農業体験を通して、その思いをさらに強めていく。機械施設のほとんどは、米国のジョンディア代理店から直接購入。また、遺伝子組み換え大豆の栽培を自ら明かしたことで、反対派の批判の対象になっている。年商約1億円。
北海道長沼発ヒール宮井の憎まれ口通信
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