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北海道長沼発ヒール・ミヤイの憎まれ口通信

金髪・ブルーアイに会いに行けない!(2)


ところが農機具だと、ちょっと様子が違うのだ。アメリカでもすべての農家がジョンディア・トラクター・コンバインを所有している訳ではない。地域にもよるが、経営面積が大きい北西の中西部?(ミネソタ、ノースダコタ、サウスダコタ)あたりになると、トラクター、コンバインの70%はジョンディア製で、残りの30%はその他のメーカーになる。
当然、なかにはジョンディア嫌いもいるようだ。だがこの30%の非ジョンディア・ラバー農家であっても、プランターやチゼルプラウ、ディスクはジョンディア製を使っている農家が多い。つまり北西の中西部ではほとんどの農家は何かしらジョンディア製の農機具を使っていることになる。あれ? これって北海道の農家がトヨタ車を使うのと同じだ。
北海道では生きるか死ぬかの選択をしたくないので、普段の移動の足にトヨタを使い、来年生きるかどうかの選択をしなければならない金儲けの農業には色とりどりを選ぶのか……。どうしてか?
答えは簡単だ。まだまだ規模が小さいので、世田谷育ちのグルコサミン好きの選択できる住民の前頭葉程度に、ちょっと変わった海外物はなんでも良いと思っている小作人根性の持ち主がたくさーんいるから。
ただアメリカ、カナダでも規模が小さい東部は日本と同じ感じである。日本の外の世界を知らない小作人根性の持ち主だけではないので、少しは救われるのではなかろうか。
アメリカでは非ジョンディアのセールスは、ジョンディアは良い製品だけど高すぎるが、うちの製品は手ごろな価格で性能は同じだ、とウソをつく。日本では非ジョンディアのセールスマンは、うちの機械はジョンディアよりも良い製品だと大嘘を付く。これも日本の車のセールスと同じだ。ただ、このコラムを読んでいる未来が限られた40過ぎが外の世界を今さら見たところで、フェラーリにビック・マック(馬の耳に念仏)だろう。
あ~こんな人間たちと関わりを持ちたくないわ。せめて半分DNAを引き継いだ息子や娘に英語ではなく、イングリッシュを学んで外の世界を見せさせてあげると、もう少し豊かな老後が過ごせますよ。私ってなんて優しい人物なんだろ。

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